マーカス・ストローマン

マーカス・アール・ストローマン選手について

概要

マーカス・アール・ストローマン（Marcus Earl Stroman）は、1991年5月1日にニューヨーク州サフォーク郡メドフォードに生まれたプロ野球選手で、現在はMLBのニューヨーク・ヤンキースに所属しています。ストローマンは右投げ右打ちの投手として知られ、その愛称はストロ・ショーです。

幼少期とプロ入り前

ストローマンは高校時代から注目を集め、2009年のMLBドラフトにおいて、ワシントン・ナショナルズから18巡目で指名を受けましたが、デューク大学に進学しました。大学では48試合に出場し、15勝13敗、290奪三振、防御率3.27という成績を残しました。

プロ入りとブルージェイズ時代

2012年のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから1巡目（全体22位）で指名され、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。その後、A-級バンクーバー・カナディアンズでデビューし、AA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツでも成功を収めました。しかし、2013年にはメチルヘキサアミンが検出され、50試合の出場停止処分を受けることとなりました。

2014年にはAAA級バッファロー・バイソンズで非常に良い結果を残し、5月4日にブルージェイズとメジャー契約を結びました。メジャーデビュー戦では初めての失点を経験しましたが、その後のシーズンでは11勝を挙げるなど素晴らしいパフォーマンスを見せました。

復帰とその後の成績

2015年には膝の負傷による手術とリハビリを経て、9月に復帰。2016年にはフルシーズンの先発ローテーションとして204イニングを投げ、高い奪三振率を記録しました。2017年にはWBCにアメリカ代表として出場し、決勝戦での活躍で大会MVPを受賞しました。

メッツ時代

2019年にニューヨーク・メッツに移籍しましたが、2020年はCOVID-19の影響で復帰が遅れ、シーズン不参加を選択しました。2021年には2年ぶりの復帰を果たしましたが、オフにFAとなりました。

カブス時代

2021年12月にシカゴ・カブスと3年契約を結びました。2023年はWBCにプエルトリコ代表として選出され、シーズン中も好調な成績を残しました。

ヤンキース時代

2024年にはニューヨーク・ヤンキースと2年契約を結び、条件付きで2026年のオプションが発生します。ストローマンは選手としてキャリアを積み上げ、注目される投手としての地位を確立しています。

投手としてのスタイル

ストローマンはスリークォーターで投げるスタイルで、ツーシームを中心に複数の球種を操ります。彼の平均球速は92mph（約148km/h）で、フォーシームは最速で96.5mph（約155km/h）を記録しています。彼は三振を奪うタイプではなく、主にゴロを打たせてアウトを取るピッチングを得意としています。

表彰や記録

ストローマンはMLBオールスターゲームに2回選出され、2017年にはゴールドグラブ賞を受賞しています。WBCでは最優秀選手にも選ばれる活躍をしました。彼のキャリアは多くの記録で彩られており、今後の活躍が期待されています。

まとめ

マーカス・ストローマンは、多様な球種と安定した成績で知られるプロ野球選手です。彼のキャリアの各ステージでの困難を乗り越えながら、成長を続けている姿は、多くのファンから注目されています。

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