マーク・ペイトン

マーク・デビッド・ペイトン：アメリカンリーグからNPBへ至る波瀾万丈なキャリア

マーク・デビッド・ペイトン。1991年12月7日、アメリカ合衆国イリノイ州オーランドパーク生まれのプロ野球選手である。左投左打の外野手として、メジャーリーグ、そしてNPBで活躍した。代理人はオクタゴン・ワールドワイドが務めている。

大学時代とプロ入り

ペイトンは2010年と2013年、MLBドラフトで複数球団から指名を受けたものの、契約せず、テキサス大学オースティン校に進学。大学卒業後の2014年、ニューヨーク・ヤンキースから7巡目で指名され、プロ入りを果たす。

マイナーリーグでの経験

ヤンキース傘下では、マイナーリーグ各チームを転々とした。A級、AA級、AAA級とレベルを上げながら経験を積み重ね、2016年には123試合に出場し、打率.282、10本塁打、62打点、11盗塁とまずまずの成績を残した。その後もマイナーリーグで活躍を続け、2018年オフにはルール・ファイブ・ドラフトを経てオークランド・アスレチックスに移籍。アスレチックス傘下AAA級では118試合に出場し、打率.334、30本塁打、97打点と圧倒的な成績を残した。その活躍が評価され、WBSCプレミア12のアメリカ合衆国代表にも選出されている。

メジャーリーグでの挑戦

2019年12月、ルール・ファイブ・ドラフトでシンシナティ・レッズに移籍。そして2020年8月22日、念願のメジャーデビューを果たした。レッズでは2021年までプレーしたが、出場機会は限られ、その後ニューヨーク・メッツへ移籍するもメジャー昇格は叶わなかった。

ホワイトソックス時代と日本球界へ

2022年、シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングには招待選手として参加した。メジャーに昇格する機会もあったものの、出場はわずか8試合に留まった。

そして、2022年12月24日、ペイトンは日本球界入り。埼玉西武ライオンズへの入団が発表された。背番号は10番。

西武ライオンズでのシーズン

2023年シーズン、ペイトンは西武ライオンズでNPB初出場を果たす。シーズン序盤は期待されたほどの活躍ができず、4月29日の試合では負傷退場するアクシデントも経験した。その後二軍で調整を重ね、7月22日に一軍に復帰。一時は好調な打撃を見せたものの、最終的な成績は57試合出場、打率.215、5本塁打、22打点と、期待値には届かなかった。10月末に自由契約選手として公示され、11月には古巣ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。

豊富な経験と今後の展望

メジャーリーグ、そしてNPBと、様々な経験を積んできたペイトン。数々のチームを渡り歩きながらも、その度に持ち前の打撃センスと高い身体能力で結果を残そうと努力を続けてきた。今後も、どこでプレーするにしても、彼の活躍に期待がかかる。

詳細情報

年度別打撃成績
年度別守備成績
NPB初記録（出場、打席、安打、本塁打、打点、盗塁）
背番号（ヤンキース、レッズ、ホワイトソックス、ライオンズ）
* 代表歴（2019 WBSCプレミア12 アメリカ合衆国代表）

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