マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング

マーサー（Mercer Ltd.）の概要

マーサーは、ニューヨークに本社を設置し、世界中の約180都市で活動する国際的な組織・人事マネジメントコンサルティング会社です。約19,000人のスタッフを擁する同社は、グローバルなネットワークを駆使し、企業や公共団体に対して幅広いサービスを提供しています。

マーサーは、アメリカの大手保険グループであるマーシュ・アンド・マクレナングループの一員として、1978年に日本法人を設立しました。そのため、グローバルな視点を持ちながらも、日本市場に特化したアプローチを行っています。

事業領域

アメリカでは、マーサーは経営戦略、組織変革、人事マネジメントの領域でそれぞれ独自のブランドを展開しています。具体的には、マーサー・マネジメント・コンサルティング（経営戦略）、マーサー・デルタ・コンサルティング（組織変革）、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング（人事コンサルティング）といった形で分業されています。一方、日本においては、これらのサービスが単一のマーサーブランドで提供されており、企業や公共機関に対して包括的なコンサルティングを行います。

日本での活動

日本市場におけるマーサーは、25年以上にわたり豊富な経験を活かしてさまざまな事業を展開しています。組織改革や人事制度の構築、福利厚生と退職給付制度の設計に加え、M&Aアドバイザリーサービスや年金数理、年金資産運用に関するサービスまで、広範な分野でコンサルティングを提供しています。この点において、日本では数少ないフルラインの組織・人事マネジメントサービスを実現しています。

人事制度策定の手法

マーサーは、人事制度の設計において、職責に応じた評価基準を利用するInternational Position Evaluation Systemを活用しています。これにより、給与水準や職位を合理的に関連づけることが可能となり、企業のニーズに適した労働条件を整えることができます。また、日本企業においてコンピテンシーの導入を先駆けて行ったことでも有名です。

2002年にウィリアム・エム・マーサーから社名を変更し、さらに2007年には現在の「マーサー」という名称に統一されました。これによって、一貫したブランドイメージが確立され、グローバルおよびローカルでの認知度がさらに向上しました。

まとめ

マーサーは、その豊富な知識と経験を駆使して、クライアントに対して最適なソリューションを提供しています。グローバルな視点と地域特有のニーズを融合させることで、多様な業界における課題解決に取り組み続けています。マーサーが提供するコンサルティングサービスは、組織の成長を支援する重要な要素です。

外部リンク：

• - Mercer, LLC（アメリカ法人）
• - マーサー（日本法人）

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