マービン・バグリー3世

マービン・バグリー3世

マービン・バグリー3世（Marvin Bagley III, 1999年3月14日 - ）は、アメリカ合衆国アリゾナ州テンピ出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのメンフィス・グリズリーズに所属し、ポジションは主にパワーフォワード、時にはセンターもこなします。

経歴

カレッジ

バグリーは、名門デューク大学に1年間在籍しました。そこで才能を開花させ、2018年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明しました。ドラフトでは、ディアンドレ・エイトンに次ぐ全体2位という高い評価を受け、サクラメント・キングスから指名されました。

サクラメント・キングス

2018-19シーズン、バグリーは2018年10月17日のユタ・ジャズとの開幕戦でNBAデビューを果たしました。12分の出場で6得点、5リバウンドを記録しました。その2日後のニューオーリンズ・ペリカンズ戦では、19得点、8リバウンド、3アシスト、3ブロックと、そのポテンシャルを示す活躍を見せました。2019年2月10日のフェニックス・サンズ戦では、自身初の30得点超えとなる32得点を記録しました。このシーズンは、ネマニャ・ビエリツァの控えとして62試合に出場し、平均25.3分の出場で14.9得点、7.6リバウンド、1.0ブロックなどを記録。NBAオールルーキーチーム（1st）を受賞しました。

2019-20シーズンは、開幕戦で右手親指を骨折し、6週間欠場。復帰後の12月26日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦では左足の捻挫で途中退場し、その後も多くの試合を欠場しました。さらに、シーズン中断期間中の練習中に右足を捻挫し、バブルでのシーディングゲームへの出場も叶いませんでした。このシーズンは13試合に出場し、平均25.7分の出場で14.2得点、7.5リバウンド、0.9ブロックなどを記録しました。

2020-21シーズンは、3月15日のシャーロット・ホーネッツ戦で第4中手骨を骨折し、6週間欠場。5月9日のオクラホマシティ・サンダー戦では右股関節を痛め、シーズン最後の4試合を欠場しました。このシーズンは43試合に出場し、平均25.9分の出場で14.1得点、7.4リバウンド、0.5ブロックなどを記録しました。

2021-22シーズンは、開幕からローテーションを外れ、ルーク・ウォルトンヘッドコーチとの確執も表面化。ベンチからの出場を拒否するなど、チームとの関係が悪化しました。その後、ウォルトンHCが解任されてからは再びローテーション入りし、積極的に起用されるようになりましたが、チーム状況は好転せず、12月にはバディ・ヒールドと共に再びトレードの噂が浮上しました。

デトロイト・ピストンズ

2022年2月10日、4チームが絡むトレードでデトロイト・ピストンズへ移籍。同年7月6日には、ピストンズと3年総額3,750万ドルで再契約しました。

ワシントン・ウィザーズ

2024年1月14日、ダニーロ・ガリナリ、マイク・マスカラとのトレードで、アイザイア・リバース、2つのドラフト2巡目指名権と共にワシントン・ウィザーズへ移籍しました。

メンフィス・グリズリーズ

2025年2月6日、マーカス・スマートが絡む3チーム間のトレードで、ジョニー・デイビス、2028年のドラフト2巡目指名権と共にメンフィス・グリズリーズへ移籍しました。

プレースタイル

高い身体能力を生かした得点能力とリバウンドが持ち味です。特に、インサイドでの得点力は高く、キングス時代には将来のエース候補として期待されていました。一方で、怪我が多いことが課題です。

外部リンク

マービン・バグリー3世 - ドラフト情報 - NBADraft.net （英語）, DraftExpress.com （英語）
マービン・バグリー3世の通算成績と情報 NBA、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket
* バスケットボールキング

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