マーブル・アーチ駅:ロンドン中心部の歴史と近代が交差する駅
ロンドン地下鉄セントラル線にある
マーブル・アーチ駅は、ウェストミンスター地区に位置する主要駅です。ランカスター・ゲート駅と
ボンド・ストリート駅の中間にあり、トラベルカード・ゾーン1に含まれるため、観光客にも便利な立地となっています。
歴史ある駅舎:1900年から続くロンドンの姿
マーブル・アーチ駅は、
1900年7月30日、セントラル・ロンドン鉄道の駅として開業しました。当初は
エレベーターでホームと改札口が繋がる構造でしたが、1930年代に近代化工事が行われ、現在のような
エスカレーター式へと改築されました。この改築に伴い、既存の駅舎は解体され、新しい駅舎が建設されています。
ホームの壁面も、開業当初は白いタイルでしたが、
1985年にはアーティスト、アナベル・グレーによるエナメル画の壁画に生まれ変わり、現在もその美しい装飾は人々の目を楽しませています。
2010年には駅全体の近代化工事が行われましたが、グレーの作品は大切に保存・修復され、駅のシンボルとして受け継がれています。
駅名の由来と周辺環境
駅名は、
オックスフォード・ストリート西端の
マーブル・アーチ交差点にある同名の記念碑に由来しています。この記念碑は、ロンドンの象徴的なランドマークの一つであり、駅周辺の雰囲気にも風格を与えています。
駅には、オックスフォード・サーカス方面からの列車の折り返しを行うための引き上げ線が設置されているなど、ロンドン交通網における重要な役割を担っています。
アクセスの良さ:充実のバス路線網
マーブル・アーチ駅は、バス路線網も充実しており、複数の路線が駅周辺を経由しています。
ロンドンバス2、10、16、30、36、73、74、82、94、98、113、137、148、159、274、390、414、436番など、多くの路線が利用できるため、周辺地域へのアクセスも容易です。このため、地下鉄とバスを組み合わせた旅行計画を立てやすい点が大きな利点と言えるでしょう。
近隣の駅
ランカスター・ゲート駅
ボンド・ストリート駅
これらの駅と合わせて利用することで、ロンドン市内を効率的に移動できます。
まとめ:歴史と現代が融合するロンドンの玄関口
マーブル・アーチ駅は、1世紀以上の歴史を持つ、ロンドンを代表する地下鉄駅です。歴史的な建造物と近代的な設備が調和した美しい空間は、多くの旅行者にとって忘れられない思い出となるでしょう。優れたアクセス性と、周辺の観光地への近さも魅力の一つです。ロンドン観光の際には、ぜひ
マーブル・アーチ駅をご利用ください。