ミシェル・パンセ・ビロング

ミシェル・パンセ・ビロング

ミシェル・パンセ・ビロング（Michel Pensée Bilong、1973年6月16日 - ）は、カメルーン・ヤウンデ出身の元サッカー選手。ディフェンダー（DF）として活躍し、カメルーン代表としても国際舞台を経験した。

Kリーグ時代には「ミチェル（미첼）」、Jリーグ時代には「ビロング」の登録名でプレー。
一般的には「ミシェル・パンセ（Michel Pensée）」として知られているが、「ミシェル・パンセ・ビロング」はサンフレッチェ広島入団時に公表されたフルネームである。

経歴

故郷のトネール・ヤウンデでキャリアをスタート後、メキシコ、韓国、ポルトガルのクラブを渡り歩き、1998 FIFAワールドカップにはカメルーン代表として出場を果たした。

2001年には、ロシアプレミアリーグのFCアンジ・マハチカラに加入。中心選手として活躍し、UEFAカップ2001-02のグラスゴー・レンジャーズFC戦にも出場した。

しかし、アンジ時代には2度にわたり警察から容疑をかけられるという不運に見舞われた。1度目は、ヘロイン密輸入の疑いでフランクフルト空港にて不当に拘束され、無実を証明するために時間を費やした。また、FIFAコンフェデレーションズカップ2001でカメルーン代表として来日した際には、城南一和天馬時代に740万ウォン相当の小切手を盗んだとして告訴され、逮捕されるという事態も経験した。

2002年、サンフレッチェ広島にFCアンジからの期限付き移籍で加入。しかし、チームは同年にJ2降格となり、ビロング自身も1シーズンで退団となった。

その後、2004-05シーズンにはイングランド3部のミルトン・キーンズ・ドンズFCへ加入。2005年3月19日のバーンズリーFC戦で移籍後初得点を記録。シーズン終了後にチームを退団。
スコティッシュ・プレミアリーグのハイバーニアンFCのトライアルを受けたが、契約には至らなかった。

代表歴

カメルーン代表として、1998 FIFAワールドカップに出場。
国際Aマッチ7試合に出場し、0得点を記録（1997年-2001年）。

プレースタイル

屈強なフィジカルを活かしたディフェンスが持ち味。対人戦に強く、空中戦の競り合いでも強さを発揮した。また、的確なカバーリングで最終ラインを統率し、チームの安定に貢献した。

エピソード

サンフレッチェ広島在籍時には、その明るい性格でチームメイトやサポーターから愛された。練習後には、ファンにサインや写真撮影に気軽に応じるなど、ファンサービスにも積極的だった。

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