ミッキー・リバース

ジョン・ミルトン・リバース: プロ野球の名選手

ジョン・ミルトン・リバース（John Milton Rivers）は、アメリカのフロリダ州マイアミ出身の元プロ野球選手で、左投左打の外野手です。彼は特に「ミック・ザ・クイック」という愛称で親しまれ、頭の回転の速さや機知に富んだ発言でも知られています。

経歴

リバースは、マイアミ・デイド大学に在学中にMLBドラフトで5度指名されました。1969年にはアトランタ・ブレーブスから二次ドラフト2巡目で指名され、プロの世界に足を踏み入れました。1970年8月にカリフォルニア・エンゼルス（現ロサンゼルス・エンゼルス）でメジャーデビューを果たし、その後のキャリアは華々しいものでした。

特に1974年からは中堅手としてレギュラー入りを果たし、アメリカンリーグで2年連続三塁打王に輝きます。1975年には70盗塁を記録し、盗塁王の栄冠を手にしました。その後、1976年にニューヨーク・ヤンキースに移籍し、初めてオールスターゲームに選出されました。177打数中68安打（打率.312）を記録し、チームに大きく貢献しました。

リバースは1977年にも打率.326（リーグ4位）を記録し、自己最高の12本塁打および69打点をマークしました。ヤンキース移籍後、1978年までの3年間、リーグチャンピオンシップシリーズに出場し、全体の57打数22安打、打率.386という素晴らしい成績を残しました。

1979年にはテキサス・レンジャーズに加入し、1980年には打率.333（リーグ4位）、210安打（リーグ3位）と、さらなる高評価を受けます。最終的に1984年に現役を引退しました。

選手としての特徴

リバースは俊足好打の外野手として知られていますが、リードオフマンとしては四球が非常に少ない選手でした。1976年には137試合中13四球と、圧倒的なバッティングスタイルを見せました。彼の独特なプレースタイルは、長い間ファンに愛される要因の一つでもありました。

エピソード

本名である「ジョン・ミルトン・リバース」に対して、彼自身は「ミッキー・リバース」として登録していたことが知られています。この名前の由来は、彼がヤンキースのミッキー・マントルの大ファンであり、彼に影響を受けたことから来ていると言われています。リバースのキャリアは、ただ素晴らしい成績を残しただけでなく、彼自身の個性でも多くの人々の記憶に刻まれることでしょう。

主な業績

• - 盗塁王: 1975年
• - MLBオールスターゲーム: 1回（1976年）

背番号

• - 3（1970年）
• - 5（1971年 - 1973年途中）
• - 17（1973年途中 - 1984年）

リバースは選手生活を通じて数々の記録や栄誉を手にし、その存在感をレジェンドとして現在も人々の記憶に刻んでいます。彼の活躍した時代を振り返ることは、野球ファンにとっての一つの貴重な経験でもあります。

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