ミッドプレイス仙台

ミッドプレイス仙台：仙台駅近接の複合再開発エリア

ミッドプレイス仙台は、宮城県仙台市青葉区五橋に位置する、超高層マンションを含む複合再開発プロジェクトです。かつてJR社宅があった約1.6ヘクタールの広大な敷地に、分譲マンション、商業施設、賃貸マンションが建設され、新たな都市景観を創出しています。

建設の経緯

この地はもともとJR社宅でしたが、2005年に入札が行われました。当初、ラウンドワンが優先交渉権を得ていましたが、周辺住民の反対運動や市の意向により計画は白紙撤回されました。その後、三井不動産と東京建物が共同で開発を手がけることになりました。三井不動産は、近隣で先に「パークシティ仙台五橋」を竣工しており、仙台都心回帰の需要に応える形で、本プロジェクトに参画しました。

施設構成

ミッドプレイス仙台は、以下の主要な施設で構成されています。

ミッドタワー: 2009年8月竣工の超高層分譲マンションです。高さは99.3mで、仙台市の環境アセスメント条例の適用を避けるため、100m未満に抑えられています。
ミッドレジデンス: 2009年3月竣工の地上12階建て分譲マンションで、全66戸です。
商業施設棟: 2008年6月竣工。スーパーマーケット「みやぎ生協新寺店」や複数の診療所が入る「クリニックモール レイール新寺」があり、地域住民の生活を支えています。
パークアクシス仙台: 2008年3月竣工の地上13階建て賃貸マンション。全204戸で、駐車場も完備しています。

これらの施設は、三井不動産レジデンシャル、東京建物、三井不動産がそれぞれ事業主体となり、開発・運営を行っています。

共用施設

住民向けの共用施設として、クラブハウス棟や279台収容可能な自走式平面駐車場が整備されています。商業施設棟には、55台収容可能な有料自走式立体駐車場があります。

周辺環境

ミッドプレイス仙台の周辺には、多くの教育機関や医療機関、商業施設が集積しています。

教育機関: 仙台青葉学院短期大学、日本デザイナー芸術学院仙台校、宮城県仙台二華中学校・高等学校、仙台市立連坊小路小学校などがあります。
医療機関: かつては仙台市立病院、JR仙台病院、仙台逓信病院（現・イムス明理会仙台総合病院）などの大病院が近隣にありましたが、現在はクリニックモール内に複数の診療所が開業しています。
商業施設: 近隣には、アパグループが開発したアップルタワーズ仙台や、パークハウス仙台五橋タワー、シティタワー仙台五橋、SS30、仙台トラストシティなどがあります。また、ミッドプレイス仙台内の商業施設棟には、「みやぎ生協新寺店」が出店しており、住民の日常の買い物ニーズに対応しています。

アクセス

ミッドプレイス仙台は、交通アクセスにも優れています。

仙台市地下鉄南北線：五橋駅より徒歩5分、仙台駅より徒歩8分
JR東日本：仙台駅東口より徒歩7分
仙台市地下鉄東西線：宮城野通駅より徒歩5分

まとめ

ミッドプレイス仙台は、仙台駅に近い便利な立地でありながら、住宅、商業施設、医療施設が一体となった複合的な再開発エリアです。かつてのJR社宅跡地が、都市機能が充実した新たな居住空間として生まれ変わり、仙台の都市景観に貢献しています。周辺には多くの高層マンションが立ち並び、仙台の都心居住を象徴するエリアの一つとなっています。

参考資料

ミッドプレイス仙台（三井不動産レジデンシャル）
パークアクシス仙台（三井不動産リアルティ）
* 三井不動産東北支店（三井不動産)

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