ミニゴルフ (コンピューターゲーム)

ミニ ゴルフ

『ミニ ゴルフ』は、1985年4月にナムコ（現・バンダイナムコエンターテインメント）からリリースされたMSXパソコン向けのゲームです。この作品はナムコットゲームセンターシリーズの第11弾であり、従来のアーケードゲームに基づく移植ではなく、家庭用ゲーム機にとって初のオリジナルタイトルとして登場しました。さらに、ナムコによる初めてのゴルフゲームでもあります。

ゲームの特徴

このゲームの魅力は何と言っても、その操作の簡潔さです。プレイヤーは操作手順が画面上に常に表示されるため、直感的に楽しむことができます。また、グリーンの芝目が精巧にデザインされており、実際のゴルフに近い打球感覚を体験できます。物理的なフィードバックだけでなく、コンピュータによる打球方向やクラブの選択に関するサポートも受けられます。これは初心者でも楽しめる大きな要素となっています。

基本操作

操作は非常に直感的です。まず、プレイヤーは選択メニューを使ってクラブを選びます。カーソルキーを上下に動かし、選定後はスペースキーで決定します。方向を決める際には、再びカーソルキーで調整し、スペースキーで決定します。パワー調整はゲーム画面の右側にあるインジケーターを見ながら行い、飛距離を制御することができます。様々なショットをするためには、スライスやフックのテクニックを駆使することも可能で、道具によって異なる特性を活用できる点が魅力です。

コンピュータキャディー機能

この機能は、プレイ中にコンピュータがクラブや方向を選択してくれる便利な要素です。選択した内容は変更可能ですが、コンピュータの提案が常に正しいわけではないため、自分自身の判断も重要です。この機能はタイトル画面で任意にオフにすることができます。

ゲームモード

『ミニ ゴルフ』には複数のプレイモードが用意されています。1人用は18ホールに挑戦し、ストローク数が表示されます。ストローグ・プレイモードでは、最大2人でスコアを競う形となり、先行プレイヤーが優先的にティーショットを打つルールが設けられています。マッチプレイモードは、各ホールごとに勝敗を競い合い、勝ち数で結果を決めます。特質すべきルールとして『OKボール』があり、グリーンに達したボールは次打での入孔が認められます。

コース構成

ゲーム内のコースは、ティーグランドからスタートし、風を考慮しながら各ホールをプレイします。特徴的な地形には、バンカーやフェアウェイ、ラフ、OB区域、ウォーターハザード、そして立木があります。それぞれのエリアはプレイに影響を及ぼすため、プレイヤーには適切な判断力が求められます。

プレイの詳細

本作のコースは全18ホールで構成され、それぞれ異なる規定打数（パー）が設定されています。使用する距離単位はメートルで、標準飛距離、クラブの種類、それに関連する打数が明記されています。例えは、ドライバーは「W1」と示され、他のクラブも同様の略号が存在します。

『ミニ ゴルフ』は、単純ながらも奥深い魅力を持つゲームで、ゴルフの楽しさを家庭で手軽に体験できる作品です。

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