ムラタコウジ

ムラタコウジ - 漫画家の経歴と作品

ムラタコウジ（本名：村田 貢司）は、1986年5月26日生まれの日本の漫画家であり、以前はお笑い芸人としても活動していました。彼は大阪府枚方市に生まれ、現在は東京都練馬区に在住しています。結婚もしており、プライベートでも充実した生活を送っています。

来歴

ムラタは枚方市の山之上で育ち、枚方市立第四中学校を卒業後、高校では野球部に所属していました。大学は大阪教育大学に通いながら、19歳の時にお笑い芸人を志し、幼馴染の中山杏太（後のきょうた）とともに漫才コンビ『TMラバーズ』を結成します。2005年のM-1グランプリに初出場した際はアマチュアとして挑み、その後は吉本興業に所属しプロの道を歩むことに。しかし、芸人としての活動には限界を感じ、2013年に芸能活動を引退。『TMラバーズ』も解散しました。

引退後、しばらくはコンビニエンスストアでアルバイトをしていた彼は、知人の助言で漫画家を目指すようになります。この頃、漫画家の古泉智浩が開催するカルチャースクールに通い、そこで古泉に弟子入りして漫画制作の技術を磨き始めます。元相方のきょうたとの交流も続き、アカイリンゴという作品で共演するなど関係が続いているようです。

カルチャースクールでの仲間たちが原作を手がけた漫画を描いた際には、初めてヤングマガジンに持ち込むも、その絵を批判され、さらなる努力を促されました。その後、佐藤秀峰が主催するコンテストに挑戦し佳作を受賞したことで自信を深め、彼の作品が初めて雑誌に掲載されるまでに至りました。

漫画家デビュー

ムラタは2013年に月刊!スピリッツにて、読み切り作品『ボールです! ヒロコ先生ぇ!!』で漫画家としてデビューを果たしました。翌年2014年には、同じ雑誌で初の連載作品『野球部のヒロコせんせい』の執筆を開始し、この作品は彼の代表作の一つとなりました。彼の才能は注目され、2016年には「このマンガがすごい!2016」において「この新人がすごい!」の一人として名前が挙がるなど注目を集めます。さらに、在籍した作品『てのひらにアイを!』は小学館のマンガアプリで2400万回以上の閲覧数を記録し、人気作として知られるようになりました。

2018年スタートの『高嶺のハナさん』は、実写ドラマ化され2021年に放送されるなど、その幅広いジャンルでの活動が評価されています。また、コミックDAYSで連載された『アカイリンゴ』も2023年に朝日放送での実写ドラマ化が決まり、彼の創作はますます多彩になっています。

代表作と現在の活動

作品リスト

• - 連載

- 野球部のヒロコせんせい（『月刊!スピリッツ』2014年7月号 - 2015年6月号、全2巻）
- てのひらにアイを!（『週刊ビッグコミックスピリッツ』2016年36号 - 2017年47号、全5巻）
- ぽちゃこい（『週刊漫画ゴラク』、全2巻）
- 高嶺のハナさん（『週刊漫画ゴラク』2018年8月17日号 - 連載中、既刊10巻）
- アカイリンゴ（『コミックDAYS』2020年1月14日 - 2024年5月28日、全8巻）
- だぶるぷれい（『コミックヘヴン』Vol.46 - 連載中、既刊5巻）

• - 読み切り

- ボールです! ヒロコ先生ぇ!!（『月刊!スピリッツ』2013年8月号）
- はじめてのフェス（体験エッセイ、2018年32号）

• - 寄稿

- がんばれクマモト!マンガよせがきトレイン（2017年）

まとめ

ムラタコウジは、その独自のキャリアと多様な作品で多くのファンに愛され続ける漫画家です。彼の作品は、シンプルなストーリーから深いテーマまで幅広いジャンルに渡り、これからの活躍にも期待が高まります。

もう一度検索