ムンディファーマ

ムンディファーマ株式会社は、世界70か国以上で医薬品のライセンシングネットワークを持つムンディファーマの日本法人です。慢性疼痛、呼吸器疾患、消毒薬などを専門領域としています。

ビジョン

ムンディファーマは、難治性・悪性疾患に対する革新的な治療薬を開発し、医療現場に迅速に提供することで、患者さんのQOL（生活の質）向上と延命に貢献することを目指しています。高い医療ニーズがある限られた領域に焦点を当て、革新的な治療薬を継続的に提供することで、医療の進歩に貢献できる企業となることを目標としています。

事業内容

ムンディファーマの主な事業内容は、医薬品の研究・開発、製造、そして販売です。革新的な医薬品を開発し、人々の健康に貢献することを使命としています。

日本国内主要製品

ポビドンヨード（殺菌消毒剤「イソジン®」）: 幅広い細菌やウイルスに対して殺菌効果を発揮する消毒薬です。長年にわたり、感染症予防に貢献しています。
プララトレキサート（抗悪性腫瘍剤 「ジフォルタ®注射液20mg」）: 葉酸代謝拮抗薬であり、悪性腫瘍の治療に用いられます。希少疾病医薬品に指定されています。
フォロデシン塩酸塩カプセル （抗悪性腫瘍剤/PNP阻害剤「ムンデシン®カプセル」）: プリンヌクレオシドホスホリラーゼ（PNP）を阻害することで、T細胞の選択的なアポトーシスを誘導し、T細胞性の悪性腫瘍に効果を発揮します。こちらも希少疾病医薬品に指定されています。
抗悪性腫瘍剤・放射性医薬品・放射標識抗CD20モノクローナル抗体（ゼヴァリン®静注用セット）: CD20陽性B細胞性非ホジキンリンパ腫の治療に用いられます。
全身麻酔剤（アネレム静注用50㎎）: 静脈麻酔薬であり、手術時の全身麻酔に使用されます。

沿革

1957年 - ムンディファーマAG設立（スイス）
1961年 - 殺菌消毒薬「イソジン®」を導入し、日本市場に参入
1989年 - 塩野義製薬株式会社との提携を通じて持続性癌疼痛治療剤を上市
1991年 - 日本法人であるムンディファーマ株式会社を設立
1994年 - 日医工株式会社との提携でキサンチン系気管支拡張剤（テオフィリン徐放錠）を上市
2008年 - フォロデシン塩酸塩で厚生労働省の希少疾病医薬品指定を取得
2011年 - 経皮吸収型持続性疼痛治療剤の製造販売承認を取得、上市
2014年 - プララトレキサートで厚生労働省の希少疾病医薬品指定を取得
2016年 - スペクトラム・ファーマシューティカルズ合同会社を吸収合併。抗悪性腫瘍剤・放射性医薬品・放射標識抗CD20モノクローナル抗体（イブリツモマブ）を承継。イソジン®ブランド製品を承継、販売開始
2017年 - 抗悪性腫瘍剤/PNP阻害剤（フォロデシン塩酸塩カプセル）、抗悪性腫瘍剤（プララトレキサート）の製造販売承認を取得、販売開始
2020年 - 全身麻酔剤（注射用レミマゾラムベシル酸塩）の製造販売承認を取得、販売開始
2021年 - 設立30周年
2024年 - 「イソジン」を含むコンシューマーヘルスケア事業をアイノヴァファーマへ売却

ムンディファーマ株式会社は、革新的な医薬品を通じて、患者さんのQOL向上と医療の進歩に貢献することを目指しています。

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