メイショウオウドウ

メイショウオウドウは、1995年5月29日生まれのサラブレッドの競走馬です。2000年の産経大阪杯と2001年の鳴尾記念という2つの重賞競走を制覇するなど、輝かしい競走馬としてのキャリアを歩みました。

デビューは1997年8月、3歳新馬戦での勝利で幕を開けました。その後は順調とは言い難く、長期休養を挟むなどしながらも、着実に力をつけていきました。4歳時には京都4歳特別で3着に入るなど頭角を現し始めます。5歳時には、TVQ杯で復帰戦を勝利で飾り、朝日チャレンジカップで2着、毎日王冠でもグラスワンダーに次ぐ2着と、強豪相手に善戦しました。しかし、天皇賞（秋）では14着と結果を残せず、その後京阪杯で3着と巻き返しました。

6歳となった2000年、初戦の京都金杯では11着と不本意な結果に終わりますが、続く大阪城ステークスを制覇。勢いに乗って挑んだ産経大阪杯では、ロードプラチナムを破り、待望の重賞初制覇を成し遂げました。その後は、マイルチャンピオンシップでアグネスデジタルに次ぐ3着と好走を見せました。

2001年も活躍を続け、マイラーズカップで2着、安田記念で3着とマイル重賞で好成績を収めました。秋は勝利には届きませんでしたが、12月の鳴尾記念では、逃げ切り勝ちで重賞2勝目を挙げました。そして、最後のレースとなった有馬記念では8着という結果に終わりました。

競走馬としてのキャリアを終えたメイショウオウドウは、2002年から種牡馬としての道を歩み始めます。イーストスタッドで繋養され、12シーズンに渡り種牡馬として活躍しました。その間に、193頭の血統登録馬を送り出し、そのうち173頭が出走、106頭が勝利を収めました。2016年には種牡馬を引退し、功労馬として余生を過ごしました。そして、2021年7月18日、26歳でその生涯を終えました。

メイショウオウドウは、競走馬としてだけでなく、種牡馬としても大きな成功を収めました。その産駒には、関越ステークス、トパーズステークスで好走したメイショウシャフトや、オーシャンステークスで3着に入ったベイリングボーイなどがいます。また、2023年現在も現役で活躍するヒカルアヤノヒメも、メイショウオウドウの産駒です。

メイショウオウドウの血統背景には、近親にトブーグ（サラマンドル賞、デューハーストステークス、香港カップ2着）を持つなど、優れた血統が受け継がれています。

競走馬としての華々しい活躍、そして種牡馬としての成功、そして功労馬としての穏やかな余生。メイショウオウドウは、その生涯を通じて競馬界に大きな足跡を残しました。彼の活躍は、多くの競馬ファンに感動と記憶を与え続け、これからも語り継がれていくでしょう。

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