メイス (スペイン)

メイス：ガリシアの歴史と文化が息づく場所

メイスは、スペイン北西部ガリシア州のポンテベドラ県に位置する自治体で、コマルカ・ド・サルネスに属しています。2014年の人口は約5,033人で、住民は「meisiño/-a」または「meisense」と呼ばれています。ガリシア語が話されており、住民の約7割が使用しています。

地理

メイスはポンテベドラ県の北西部に位置し、北はビラノーバ・デ・アロウサとポルタス、東はバーロとポンテベドラ、南はポイオとメアーニョ、西はリバドゥミアと隣接しています。中心地区はノゲイラ教区のオ・モステイロ地区です。カンバードス司法管轄区に属しています。

歴史遺産

メイスには、古代からの歴史を物語る史跡が数多く残されています。

カストローベ山のカストロ文化遺跡: 古代の集落跡が残されています。
オウテイロ・デ・クリーボのペトログリフ: 岩に刻まれた古代の模様を見ることができます。
アルメンテイラ修道院: 12世紀に建造された修道院で、付属の教会は16世紀から18世紀に再建されました。サンタ・マリーア・デ・ノゲイラ礼拝堂は修道院の所有でした。
サン・マルティーニョ・デ・メイス教会とサン・サルバドール教会: 12世紀に建築された教会です。
パラデーラ教会: ロマネスク様式の後陣が残っています。
サント・トメ教会: 16世紀のフレスコ画が残されています。
ノゲイラ教会: 石の祭壇が残されています。
セニョランスの館、ポンペアンの館、キンタンスの館: パラデーラ教区には3つの館があり、アーチと一体になった古い水車があります。

食文化

メイスでは、独自の食文化を体験できます。

フェスタ・デ・カージョス（牛の胃の煮込み料理の祭り）: ノゲイラ教区のオ・モステイロ地区で7月に行われます。
フェスタ・デ・カルネ・デ・ポルドロ（馬肉祭り）: 2006年から馬の市に合わせて開催されるようになり、8月15日にオ・モステイロ地区で行われます。

政治

現在の自治体首長は、ガリシア国民党（PPdeG）のホセ・ルイス・ペレス・エステベス氏です。2011年の自治体選挙では、ガリシア国民党が9議席、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）が3議席、ガリシア民族主義ブロック（BNG）が1議席を獲得しました。

交通

メイスへは、バーロとサンシェンショを結ぶ自動車道サルネス線AG-41、またはメイスとカンバードスを結ぶ地域道路PO-300を利用できます。

教区

メイスは以下の7つの教区に分かれています。

サン・ビセンテ・デ・ノーニョ
サン・トメ・デ・ノーニョ
サン・ロウレンソ・デ・ノーニョ
サン・マルティーニョ・デ・メイス
サン・サルバドール・デ・メイス
サンタ・マリーア・デ・パラデーラ
* サンタ・マリーア・デ・ノゲイラ

メイスは、豊かな自然と歴史、文化が調和した魅力的な場所です。ガリシアを訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

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