メロディコール

メロディコール（melodycall）とは

メロディコールは、NTTドコモが提供する革新的な電話サービスであり、特定の相手からの電話があった際に、聴かせる呼び出し音を歌やボイスなどに変えられる機能を持っています。多くの利用者にとって、このサービスは単なる呼び出し音を超えた、個性を表現する手段となっています。また、近年ではブランド統一のために「待ちうた（docomo）」という表記も見られるようになっています。

サービスの概要

メロディコールを使用するには、まず申し込みが必要です。基本プランである「ベーシックコース」は月額100円（税抜）で利用でき、多数の無料楽曲が揃っています。利用者は、様々なコンテンツプロバイダが提供する音源を選ぶことができ、その中から好みの楽曲を設定できます。しかし、「エンジョイコース」は2007年5月31日をもって新規申し込みが終了しており、現在は利用できなくなっています。

加えて、「ベーシックコース」に留守番電話、キャッチホン、転送通話機能を合わせて月額400円（税抜）で利用できる「オプションパック割引」のプランも用意されています。このように多彩な選択肢が用意されているため、利用者は自分のライフスタイルに合わせたカスタマイズができます。

利用できる端末

メロディコールサービスはNTTドコモのFOMAやXiをはじめ、KDDI/沖縄セルラーのau、ソフトバンクモバイル、イーモバイル、ウィルコムなど、幅広い通信会社やサービスに対応しています。具体的には、指定された事業者から発信される電話の場合のみ、メロディコールが作動し、対象の相手に選ばれた楽曲が聴かれます。さらに、特定の電話番号からの着信にのみ指定した呼び出し音を鳴らすことも可能で、カスタマイズ性が高い点が魅力です。

メロディコールの歴史

メロディコールは、2003年9月1日にサービスが開始されました。開始から4年後の2007年3月29日には、契約数がなんと1000万件を突破するまでに至りましたが、同年5月31日には「エンジョイコース」の新規申し込みを終了しました。これに対抗して、KDDIも2005年2月1日に「EZ待ちうた」という類似のサービスを開始します。このサービスは現在「待ちうた」として知られ、2009年からはソフトバンクも同様の機能を提供しています。

2011年6月29日に、ドコモのスマートフォンにも対応が進むことで、より多くのユーザーがこのサービスを利用できるようになりました。

まとめ

このように、メロディコールは利用者の個性を表現するだけでなく、ただの呼び出し音を楽しく、ユニークな体験へと変えることができます。多様な音楽やボイスが用意されていることから、自分好みのサウンドで特別な電話を楽しむことが可能です。

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