モニカ・プイグ

モニカ・プイグ・マルチャン（Mónica Puig Marchán）は、1993年9月27日生まれ、プエルトリコ・サンフアン出身の女子プロテニス選手です。彼女は2016年のリオデジャネイロオリンピックで、女子シングルスにおいて金メダルを獲得し、プエルトリコに初のオリンピック金メダルをもたらしたことで知られています。これまでにWTAツアーでシングルス2勝を挙げており、その実力は国際的に高く評価されています。

プイグは6歳からテニスを始め、2010年にプロに転向しました。身長170cm、体重64kgで、右利き、バックハンド・ストロークは両手打ちです。WTAランキングの最高位はシングルスで27位、ダブルスで210位を記録しています。

彼女のグランドスラムでの初出場は2013年の全仏オープンでした。この大会では、1回戦で第11シードのナディア・ペトロワを破り、3回戦まで進出しました。続くウィンブルドンでは、1回戦で第5シードのサラ・エラニを破り、4回戦まで進出する快進撃を見せましたが、スローン・スティーブンスに敗れました。

2014年5月のストラスブール国際では、初のツアー決勝に進出し、シルビア・ソレル＝エスピノサを破って初優勝を飾りました。この勝利は彼女のキャリアにおける大きな転換点となりました。

2016年リオ五輪では、ノーシードから快進撃を見せました。シングルス3回戦で第3シードのガルビネ・ムグルサ、準決勝ではペトラ・クビトバといった強豪を次々と破り、決勝に進出しました。決勝では第2シードのアンゲリク・ケルバーを破り、金メダルを獲得。この勝利はプエルトリコにとって、オリンピック史上初の金メダルであり、彼女のキャリアにおける最高の瞬間となりました。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 4回 (2勝2敗)

4大大会シングルス成績

（略語の説明：W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし）


外部リンク

モニカ・プイグ - WTAツアーのプロフィール （英語）
モニカ・プイグ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール （英語）
モニカ・プイグ - 国際テニス連盟
モニカ・プイグ (@MonicaAce93) - X（旧Twitter）

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