モラトリアム (曲)

レミオロメンの「モラトリアム」は、彼らのメジャー4作目にあたるシングルで、通算では5作目となります。前作「アカシア」から約8ヶ月を経て、3ヶ月連続リリース企画の先駆けとして発表されました。

概要

このシングルの発売日である2005年1月12日は、メンバーである藤巻亮太の25歳の誕生日という特別な日でした。表題曲の「モラトリアム」は、テレビ東京系列のバラエティ番組『元祖!でぶや』のエンディングテーマとして使用され、幅広い層に楽曲が届けられました。

また、今作からは作曲のクレジットがバンド名義「レミオロメン」となり、編曲のクレジット表記はなくなりました。販売形態は初回限定盤と通常盤の2種類があり、初回限定盤にはCD EXTRAとして「モラトリアム」のミュージック・ビデオが収録されています。

オリコンチャートでは初登場8位を獲得し、シングル・アルバムを通じて初のトップ10入りを果たしました。さらに、「3月9日」以来、2作ぶりに月間チャートにもランクインするなど、大きな成功を収めました。

収録曲

1. モラトリアム
作詞：藤巻亮太　作曲：レミオロメン
2. 春景色
作詞：藤巻亮太　作曲：レミオロメン
3. 僕らは
作詞：藤巻亮太　作曲：レミオロメン

「僕らは」は、レミオロメンが自主制作時代に制作した楽曲をリアレンジして収録したものです。インディーズ時代からのファンにとっても、新たな魅力が発見できる一曲となっています。

参加ミュージシャン

レミオロメン
藤巻亮太：Vocal & Guitar
神宮司治：Drums
前田啓介：Bass
サポートミュージシャン
小林武史：Keyboards (#3)

タイアップ

モラトリアム
テレビ東京系列バラエティ番組『元祖!でぶや』エンディングテーマ

収録アルバム

* ether [エーテル] (#1,2)

カバー

2019年4月3日にリリースされた「RYOTA FUJIMAKI Acoustic Recordings 2000-2010」では、藤巻亮太自身が2曲目の「春景色」をセルフカバーしています。アコースティックバージョンとして生まれ変わった「春景色」も必聴です。

「モラトリアム」は、レミオロメンの飛躍を決定づけた重要な作品であり、彼らの音楽性の幅広さを示すバラエティに富んだ楽曲が収録されています。特に、インディーズ時代の楽曲をリアレンジした「僕らは」は、彼らのルーツを感じさせる貴重な一曲と言えるでしょう。

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