モンテズ・スウェット

シャキアン・モンテズ・スウェット：NFLでの軌跡

シャキアン・モンテズ・スウェット（Shaquan Montez Sweat）は、1996年9月4日、アメリカ合衆国ケンタッキー州リッチモンドで生まれました。現在はNFLのシカゴ・ベアーズに所属し、ディフェンシブエンドとして活躍しています。

大学時代

スウェットはミシガン州立大学に進学しましたが、1年目の2014年シーズンはわずか1試合の出場に終わりました。2015年シーズンはレッドシャツ制度を利用して出場せず、コピア・リンカーン・コミュニティカレッジへ転校。そこで1年間プレーした後、ミシシッピ州立大学へ再び転校しました。

ミシシッピ州立大学では才能が開花し、2017年シーズンには48タックル、10.5サックを記録。オールSECファーストチームに選出されるなど、その実力を証明しました。2018年シーズンも53タックル、12サックを記録し、2年連続でオールSECファーストチームに選ばれています。

NFLキャリア

ワシントン時代

2019年のNFLドラフト前のコンバインでは、肥大型心筋症と診断されるというアクシデントがありましたが、すぐに誤診と判明しました。ドラフトでは全体26位でワシントン・レッドスキンズ（現ワシントン・コマンダース）から指名され、4年総額1,160万ドルのルーキー契約を結びました。

2019年シーズン、第3週のシカゴ・ベアーズ戦でキャリア初のサックを記録。第17週のダラス・カウボーイズ戦では、ダック・プレスコットから2サックを奪う活躍を見せました。

2020年シーズンには、第12週のカウボーイズ戦でインターセプトからキャリア初のタッチダウンを記録。第15週のシアトル・シーホークス戦では、ラッセル・ウィルソンのパスを弾き、ダロン・ペインのインターセプトを誘発しました。

2021年シーズンは、第8週のデンバー・ブロンコス戦で顎を骨折し戦線離脱。復帰後の第15週のフィラデルフィア・イーグルス戦では、ジェイレン・ハーツからサックを記録しました。

2022年シーズン、コマンダースはスウェットとの5年目の契約オプションを行使。第5週のテネシー・タイタンズ戦、第11週のヒューストン・テキサンズ戦でいずれも2サックを記録するなど、安定したパフォーマンスを見せました。

シカゴ・ベアーズ時代

2023年シーズン途中の10月31日、2024年のドラフト2巡目指名権とのトレードでシカゴ・ベアーズへ移籍。さらに、11月4日にはベアーズと4年総額9,800万ドルの契約延長に合意しました。このシーズン、スウェットは初のプロボウルに選出されるという栄誉に輝きました。

人物像

プロ入り後、オールドスパイスとスポンサー契約を結び、CMに出演するなど、フィールド外でも注目を集めています。一方で、新型コロナウイルスのワクチンについては、2021年6月のインタビューで「接種する予定はない」と述べています。

シャキアン・モンテズ・スウェットは、その恵まれた体格と運動能力を生かし、NFLの舞台で着実に実績を積み重ねている注目のディフェンシブエンドです。今後の活躍にも期待が高まります。

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