モーターランド

自動車情報番組『MOTOR LAND』およびその後継『MOTOR LAND 2』の歴史

『MOTOR LAND』とその後の『MOTOR LAND 2』は、自動車情報を伝えるテレビ番組として、1985年から2000年にかけてテレビ東京系列で放送されました。制作は飛鳥映像が担当し、毎週30分のレギュラー番組として放送されていましたが、毎年行われる特別番組では60分の内容が提供されることもありました。1985年4月3日に放送が開始され、その後15年間にわたり、自動車やモータースポーツの情報を視聴者に届けてきました。

『MOTOR LAND』のコンセプトと内容

この番組は、新車の試乗リポートを中心に展開されましたが、同時にモータースポーツ、特に全日本ツーリングカー選手権や全日本ロードレース選手権のダイジェストもしくは特集も積極的に取り扱っていました。初回放送ではホンダ・クイントインテグラが取り上げられ、特別ゲストとしてF1に出場を控えた中嶋悟が出演しました。番組の初期は、やや硬派な路線を取りながら、1986年春からは演出家の西園寺道彦の提案で、アイキャッチに女性のヌードやチョロQの映像を使用するなど、テイストに変化が見られました。

面白いことに、1988年4月3日に『MOTOR LAND 2』にリニューアルした際、製作局がテレビ東京からテレビ愛知に変更されました。この改編によっても、これは月曜未明に放送される一連の自動車情報番組の流れを作り上げました。1998年4月からは、放送枠が15分後ろ倒しされていますが、日曜深夜から月曜未明にかけての時間枠での放送は、この時期まで続いています。

最終回とその後

『MOTOR LAND 2』の最終回は599回目で、ボルボV70のニースでの試乗リポートがあり、リポーターの日下部保雄が番組の終わりを伝えるコメントを行いました。これは長年にわたって愛され続けた番組が、その役割を終えた瞬間を象徴するものでした。

出演者とスタッフ

番組に関わった出演者は多岐にわたり、横浜ゴムのADVANやカルソニックなどの提供を受け、関係するレーシングドライバーがしばしば登場しました。特に知られている出演者には、和田孝夫、土屋圭市、日下部保雄、中嶋悟などがいます。また、ナレーションは小幡研二が担当し、大勢のスタッフが番組制作に貢献しました。構成には木下眞邦などが名を連ね、ディレクターには綾部健や白井章満がいました。

音楽と番組の魅力

『MOTOR LAND』のオープニングテーマはデイヴィッド・フォスターの「Winter Games」などが使用され、音楽も番組の大きな魅力となっていました。最終回まで、数多くの魅力的な音楽が視聴者の印象に残りました。このように、新車情報やモータースポーツを幅広く扱うことで、視聴者に情報を伝え続けた『MOTOR LAND』シリーズは、日本の自動車に関心がある多くの人々にとって、思い出深い存在となっています。

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