モーニングジャンボおはよう地球さん

おはよう地球さん

『おはよう地球さん』は、1975年1月6日から同年9月26日までTBS系列で放送された朝の情報番組です。三菱グループの単独提供によるこの番組は、毎週月曜日から金曜日の期間、早朝の7時20分から8時00分までの放送でした。

番組の歴史と背景

1972年4月に視聴者に親しまれていた『モーニングジャンボ』が新たに二つの番組に分割され、『モーニングジャンボJNNニュースショー』と『モーニングジャンボ奥さま8時半です』が誕生しました。この流れの中で、1975年の初頭には『JNNニュース』と新しい番組に再編され、そこから生まれたのが『おはよう地球さん』でした。実際、この番組は元々『モーニングジャンボ』の一つのコーナーとして放送されており、その後独立した形でスタートしました。

司会と出演者

この番組では、TBSアナウンサーの鈴木治彦が司会を務め、1975年4月から9月までは新たに五木田武信（元NHKアナウンサー）と、1973年度ミス日本グランプリ受賞者の長谷川みつ美が加わりました。彼女は後に『おはよう700』や『おはよう720』の「キャラバン」シリーズでもリポーターとして活躍しています。

五木田と長谷川は、海外レポートを担当するフィールドキャスターでもあり、ロケに出ている間はスタジオに出演しないことがありました。また、番組のキャスターは「パスポート」シリーズの取材内容に応じて頻繁に交代することが特徴でした。

番組の構成

『おはよう地球さん』は、番組前半で今日の朝刊を元にした記事紹介を行い、全国の地方紙の記事紹介も行いました。中盤では、キャスター自身が世界各地を取材した様子をフィルムで報告する「パスポート」、後半にはTBS系列各局から日本各地の生中継で話題を提供する「にっぽん中継」が放送されました。このように、情報発信の多様性が特色となっていました。

特に「パスポート」シリーズは、その後の番組でも受け継がれ、「キャラバン」シリーズとして視聴者に親しまれていきました。

放送の流れとエンディング

コーナーの切り替え時には、チャイム音が鳴り、アナウンサーが「7時○分です」と伝えるスタイルがありました。このスタイルは後番組にも引き継がれ、視聴者に心地よいリズムをもたらしていました。また、番組のエンディングでは三菱グループの動物をテーマとしたCMが流れ、その際には「地球は家族だ」という歌が流れていました。

結論

このように、『おはよう地球さん』は1975年当時に放送された情報番組であり、視聴者に向けて各種情報を魅力的に伝えていました。多様な内容や独自の構成、司会者たちの活躍により、多くの人々に愛された番組として記憶されています。

もう一度検索