モーニングビッグ対談

『モーニングビッグ対談』は、2003年5月11日から9月21日まで、フジテレビで毎週日曜早朝に放送されたバラエティ番組です。松本人志が企画と進行を担当し、毎回、一般には姿を現せないような人物に扮した芸人たちをゲストに迎え、対談形式で番組が進行しました。

番組のコンセプトは、表舞台に出ることができない人物たちが、どのような職業や経歴を持っているのかをインタビュー形式で掘り下げていくというものです。ただし、ゲストはモザイク処理が施され、声も編集されているため、誰なのかを特定することは困難です。この匿名性が番組の独特な雰囲気を醸し出しています。対談は、厳粛な雰囲気の中で展開され、松本人志が真面目な質問を投げかけます。それに対し、ゲストは真摯に、時にはユーモラスに答えるため、松本人志が笑いをこらえる姿がしばしば見られました。この真剣さと笑いのギャップが、番組の見どころの一つとなっています。

番組に登場した主なゲストと、その出演者は以下の通りです。

元グリーンベレー - F氏（木村祐一）：全4回
天才無免許医師 - A氏（板尾創路）：全3回
元NASA職員 - タチバナ氏（蛍原徹）：全4回
実在するキャッツアイ - ヤマダさん（清水ミチコ）：全3回
ヒクソンに勝った男（ほっしゃん。）：全2回
女結婚詐欺師 - メグミさん（山田花子）：全3回

これらのゲストは、声や部分的に映る姿からある程度誰なのかを推測できますが、番組内では一切名前が明かされることはありませんでした。

番組の制作には、多くのスタッフが関わっています。企画は松本人志、構成は高須光聖と渡辺鐘、カメラは遠山康之、音声は片山勇、編集は浜野元久が担当しました。その他、ＭＡ、音響効果、ＴＫ、メイク、編成、ＡＤ、ＡＰ、プロデューサー、チーフプロデューサー、演出などの役割をそれぞれ専門のスタッフが担当しました。

制作はフジテレビと吉本興業が共同で行い、ニユーテレス、IMAGICA、フジアールが制作に協力しました。

『モーニングビッグ対談』は、『働くおっさん人形』の後継番組として放送されました。また、松本人志の関連番組としては、『一人ごっつ』、『働くおっさん劇場』などがあります。

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