働くおっさん劇場とは？意味をやさしく解説

働くおっさん劇場

『働くおっさん劇場』は、2006年 10月18日から2007年 3月21日までフジテレビ系列で放送された深夜バラエティ番組です。ダウンタウンの松本人志が企画と司会を務め、40代から50代の「おっさん」たちが、様々な企画に挑戦する様子を追いました。

番組概要

この番組は、おっさんたちの新しいライフスタイルを模索することをテーマに、彼らがスポーツや遊びに挑戦し、「ワンランク上のおっさん」を目指す姿を描きました。おっさんたちの報告を受けて、松本人志がその内容を評価し、採用・不採用を決めるというスタイルで進行。通称「おっさん教育バラエティ」として親しまれました。

前身番組として、2002年から2003年に放送された『働くおっさん人形』があり、出演者の多くが続投しています。番組初期は、レギュラーのおっさんたちの紹介をインタビュー形式で行い、その後は週ごとのテーマに沿って、おっさんたちが調査や実践した内容を発表する形式に変化しました。収録は、当初は全員が同じ部屋で行っていましたが、後に個室での収録へと変わりました。ただし、松本の指示によって、おっさんが他の部屋に入ることもありました。また、週替わりの特別ゲストが番組を鑑賞し、その模様が副音声で流れるというユニークな演出もありました。

番組の最後には、「番組ではおっさんを募集しておりません。集まらないで下さい。」というナレーションで締めくくられるのがお約束となっていました。

出演者

インタビュアー

松本人志 (ダウンタウン)

番組の企画と司会を務め、おっさんたちの活動を厳しくもユーモラスに評価しました。

レギュラーおっさん

番組内では基本的に「さん」付けで呼ばれます。

野見隆明 (のみたかあき)
1957年 3月28日生まれ。独身。
絵画販売の経験があり、現在は新宿のバーで調理を担当。
特徴的な顔つき（ホクロ、額のシワ、欠けた前歯）を持ち、ボウリングやテニスが得意。
番組内で独特なダンスやかくし芸を披露。
文字を書くのが苦手で、誤字が多い。
潔癖症な一面があり、マニキュアを愛用。
番組内では、松本からの「いじり」を最も多く受ける。
松本監督の映画『さや侍』で主役を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
現在は吉本興業の用務員として勤務。
吉田秀雄 (よしだひでお)
北海道出身。東京無線のタクシー運転手。
かつては最高裁判所に勤務していた。
離婚歴があり、娘がいるが、離婚後は会っていない。
趣味は芥川龍之介論の執筆と格闘技。
レギュラーおっさんの中では最も良識人。
分数が苦手で物理学者になる夢を諦めている。
福田浩司 (ふくだこうじ)
鳥取出身。神奈川大学中退。未婚。
フリーターで、ティッシュ配りなどの仕事をしている。
美容室のパーマモデルやエキストラの経験もある。
青色のスキーウェアを好んで着用。
常に挙動不審で、発言が聞き取りにくい。
些細な嘘をついてしまう。
女性のボディが好き。
青柳肇 (あおやぎはじめ)
無職。元大学非常勤講師で、俳優を目指している。
普段から女装をしている。
女性的な面を持ち、肌の露出を嫌がる。
日本の政治に強い関心を持っている。
ミニコーナーでは野見と組むことが多い。
浅見真一 (あさみしんいち)
2007年2月28日放送で初登場した「新人おっさん」。
自称「インターネットの情報検索サービス代行業」。
趣味はオリジナルの替え歌作り（下ネタが多い）。
二股をかけていると豪語する。
野見とは犬猿の仲。
かつては経済企画庁に勤務していた。
現在は無職。

副音声ゲスト

週替わりで様々なゲストが登場しました。

DVD

よしもとアール・アンド・シーからDVDが発売されており、未公開シーンなどが収録されています。ただし、ティム・バートンへのインタビューはカットされ、撮りおろし映像に差し替えられています。

スタッフ

企画：松本人志
構成：高須光聖、渡辺鐘、大井洋一
美術制作：大坊雄二
美術進行：林勇
カメラ：遠山康之
ＶＥ：齋藤雄一
音声：杉山直樹
編集：太田友康
ＭＡ：円城寺暁
音響効果：高田智彰
ＴＫ：菅原洋子
プロデューサー：江本薫（フジテレビ）、高畑正和（吉本興業）
チーフプロデューサー：佐々木将（フジテレビ）
演出・プロデュース：伊藤征章（フジテレビ）
技術協力：ニユーテレス、IMAGICA
制作：フジテレビ、吉本興業

ネット局と放送時間

（放送局の詳細は省略）

働くおっさん劇場