ヤズマニー・トマス

ヤズマニー・トマス・バカヤオ

ヤズマニー・トマス・バカヤオ（Yasmany Tomás Bacallao）は、1990年11月14日にキューバのハバナで生まれたプロ野球選手で、外野手および三塁手としてプレーしています。彼は右投右打の選手で、現在MLBのワシントン・ナショナルズ傘下で活躍しています。トマスの愛称は「エル・タンケ（El Tanque）」で、これはスペイン語で「戦車」を意味します。

経歴

キューバ時代

トマスは2008年にキューバのセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル（キューバの国内リーグ）のレオネス・デ・インダストリアレスに所属しました。この時期には、強力な打撃力が注目されました。2012年には、キューバ代表として「侍ジャパンマッチ2012」に選出され、日本代表との対戦に臨みました。そして、2013年3月には第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のキューバ代表にも選ばれ、6試合に出場して打率.375、2本塁打、5打点という素晴らしい成績を残しました。

その後、2014年にはドミニカ共和国へ亡命し、9月10日にアメリカ合衆国財務省内の海外資産管理局を通過。10月2日にはフリーエージェントとして全球団との交渉が可能になり、アメリカでのキャリアが本格化しました。

ダイヤモンドバックス時代

トマスは2014年12月8日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと総額6850万ドルの6年契約を結びました。2015年の開幕はAAA級リノ・エーシズで迎え、4月15日にはメジャーリーグデビューを果たしました。その年、トマスは140試合に出場し、31本塁打を打ち、チームのトッププレーヤーとなりました。

しかし、2017年には鼠蹊部のけがに悩まされ、手術を受ける事態に陥りました。結果的にシーズンの47試合出場にとどまり、打率は.224、8本塁打と苦しい成績でした。2018年には交通違反により逮捕されたトマスは、シーズンをAAA級で過ごし、106試合出場して打率.262、14本塁打、65打点を記録しました。

2019年は再びAAA級で開幕し、7月26日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースターに加わるも、その後再びAAA級に戻ることとなりました。2020年シーズンはメジャー出場がなく、シーズン終了後にフリーエージェントとなります。

ナショナルズ傘下時代

2020年11月17日にはワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、新たなステージでの挑戦が始まります。彼のキャリアは、メジャーリーグと国際大会での数々の経験を積んできました。

詳細情報

• - 年度別打撃成績: 2018年度及び2020年度はメジャー出場なし。
• - 背番号: 24（2015年 - 2017年）、26（2019年）。

代表歴

• - 2013年: WBCキューバ代表

まとめ

ヤズマニー・トマス・バカヤオは、その存在感とパワフルな打撃により、多くのファンに支持されています。彼の今後の活躍が期待される選手です。

もう一度検索