ヤング:独自の道を行く実力派漫才コンビ
ヤングは、嶋仲拓巳と寺田晃弘によって結成されたお笑いコンビです。彼らは高校1年生の時に「ぷくぷく隊」としてコンビを結成し、2011年に現在のコンビ名「ヤング」に改名しました。
M-1グランプリでは準決勝に進出した経験を持ち、実力派として知られています。
メンバー紹介
嶋仲拓巳(しまなか たくみ)
ボケ担当、立ち位置は向かって左。
1988年1月7日生まれ、
大阪府大阪市出身。
愛称は「たくちゃん」「しまたく」。
血液型はA型。
活動拠点である「ライヴ喫茶亀」の店主であり、
漫才師の傍らバンド活動も行っています。
寺田晃弘(てらだ あきひろ)
ツッコミ担当、立ち位置は向かって右。坊主頭がトレードマーク。
1988年1月20日生まれ、
奈良県香芝市出身。
愛称は「圧倒的タフマン」「全知全能の老害」。
血液型はO型。
個人事務所「フールズ」の
代表取締役を務め、
大阪公立大学レスリング部の監督も兼任しています。
結成から現在まで
二人は
大阪星光学院中学校・高等学校の同級生として出会い、
2003年の第1回
M-1甲子園をきっかけにコンビを結成。同大会では決勝戦に進出しました。その後、
大阪市立大学に進学し、baseよしもとのオーディションを受ける傍ら、「キタイ花ん」やワッハ上方レッスンルームなどの
インディーズライブに出演。本格的な活動は高校卒業後の
2006年頃から開始しました。
2008年には
M-1グランプリで準決勝に進出。2011年に「ヤング」へ改名し、吉本興業のオーディションライブへの参加を辞退。個人事務所「株式会社フールズ」を設立し、寺田が社長に就任しました。
M-1グランプリには「ぷくぷく隊」結成から15年となる
2018年を最後に出場していません。
2015年からは、
大阪市中央区にある「ライヴ喫茶 亀」を中心に活動を展開。吉本興業が強い大阪のお笑いシーンの中で、他事務所やフリー芸人が集う
インディーズライブの拠点を作り上げました。
ミルクボーイ、金属バット、ツートライブ、黒帯、もも、
コウテイ、
イノシカチョウなど、多くの人気芸人が「亀」に出演していました。
2019年に「亀」は一時休業しましたが、翌
2020年3月に玉造に移転し再開。2021年12月には、黒帯が主催するイベント「黒帯会議」に金属バットと共にゲスト出演し、10年以上ぶりに吉本興業のライブに出演。その後も、森ノ宮
よしもと漫才劇場での「黒帯会議」や、もも主催の「鶴」などのライブに出演しています。
2023年には結成20周年を迎え、初の全国ツアーを敢行。
桃太郎電鉄をプレイして開催地を決めるというユニークな方法で、東北・
北海道を中心としたツアーとなりました。
賞レース戦歴
M-1グランプリ
2008年 準決勝進出
その他
2003年 M-1甲子園 決勝進出
2023年 THE SECOND 予選敗退
2024年 THE SECOND ノックアウトステージ進出
芸風
ヤングの主な芸風は、しゃべくり
漫才です。
コントをすることはほとんどありません。
親交のある芸人たち
金属バット:デビュー初期からの盟友であり、数多くのライブで共演。
ラジオ番組の公開収録場所として「ライヴ喫茶 亀」が使用されていました。
ミルクボーイ:「コメディスタジアム」などで共演。ユニットライブ「
漫才やめなさいライブ」を共催しました。このライブは現在の「
漫才ブーム」の前身となっています。
山が動く寺岡:中学校の先輩後輩であり、「ライヴ喫茶 亀」でのミニ単独ライブやヤング主催のライブに出演しています。
街裏ぴんく:大阪時代からの交流があり、定期的に「
街裏ぴんく・ヤングの競演会」を開催。
虹の黄昏:来阪時には「ライブ喫茶 亀」でオールナイトライブを開催。
ハクション中西:ピン芸人になる前の「さかなDVD」時代からの交流があり、ヤングはハクション中西を「天才」と評しています。
ツートライブ:「
漫才やめなさいライブ」で共演。ツートライブ主催のライブに、金属バットの代役として出演しました。
黒帯:
インディーズ時代から頻繁に共演しており、森ノ宮
よしもと漫才劇場での『黒帯会議』にヤングを招いたほか、寺田は黒帯の大西とよく飲みに行きます。
村橋ステム:古くからの付き合いがあり、現在もライブで共演。
もも:もも結成前から交流があり、「ライヴ喫茶 亀」にも出演していました。2022年からはもも主催のライブ「鶴」にも出演。
にぼしいわし:フリーの立場で数多く共演。
にぼしいわし主催のライブにも毎回出演し、東京進出前には「ヤングvs
にぼしいわし全面戦争」を開催しました。
オダウエダ:大阪時代に頻繁に共演しており、東京進出後もライブで共演。吉本以外のゲストとしてライブに出演しています。
マシンガンズ:THE SECONDで対戦したことをきっかけに交流が始まりました。「ヤングvs
にぼしいわし全面戦争」にヤング軍として出演。
まとめ
ヤングは、独自の活動スタイルを貫きながらも、多くの芸人たちから慕われる実力派
漫才コンビです。彼らの今後の活躍から目が離せません。
外部リンク
公式プロフィール - 株式会社フールズ