ユリエスキ・ゴンサレス

ユリエスキ・ゴンサレス・レデスマは、1980年6月20日生まれ、キューバのハバナ州アルキサル出身の野球選手です。左投左打の投手として、キューバ国内リーグのセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルに所属するカサドレス・デ・アルテミサでプレーしています。

ゴンサレスは、2005年以降、キューバ代表にも度々選出されています。彼の持ち味は、大きく緩やかなカーブと、最速90マイル（約145キロ）の速球とのコンビネーションです。この緩急を活かした投球術で、国際大会では多くの三振を奪ってきました。

2007-2008シーズンは、ゴンサレスにとって飛躍の年となりました。投球内容が格段に向上し、レギュラーシーズンでは無敗の15勝を挙げ、最多勝、勝率1位、最多奪三振のタイトルを獲得するなど、最高のシーズンを送りました。その活躍から、北京オリンピックのキューバ代表一次候補に名前が挙がりましたが、最終選考でメンバーから外れました。しかし、2009年の第2回WBCでは最終候補に残り、対メキシコ戦で勝利投手となるなど、その実力を示しました。

2009-2010シーズンには、リーグ最多となる142.0イニングを投げ、再び最多勝のタイトルを獲得しました。長年にわたりキューバ球界を支え、2019-2020シーズンには、リーグ史上20人目となる通算150勝を達成しました。

プレースタイル

ゴンサレスは、緩急を巧みに使い分ける技巧派左腕です。カーブを効果的に使うことで、打者のタイミングを外し、凡打を誘います。また、要所では速球で押さえ込むなど、状況に応じた投球術を持ち合わせています。国際大会での実績も豊富で、経験豊富なベテラン投手として、チームを支える存在です。

代表歴

2006 ワールド・ベースボール・クラシック・キューバ代表
2009 ワールド・ベースボール・クラシック・キューバ代表

ゴンサレスは、長年にわたりキューバ野球界を代表する投手として活躍してきました。その実績と経験は、今後のキューバ野球界にとっても貴重な財産となるでしょう。

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