ユルビー・アリカルト

ユルビー・アリカルト・ラミレス

ユルビー・アリカルト・ラミレス（Yuruby Alicart Ramírez、1985年8月25日 - ）は、ベネズエラ・アラグア州マラカイ出身の女子ソフトボール選手（内野手）であり、ソフトボールベネズエラ代表の中心選手として活躍しています。英語風にユルビー・アリカートと表記されることもあります。

経歴

幼少期、ユルビーはマラカイ近郊の町で、男子に混じってタイツやボール紙で作ったボールで遊んでいました。その頃からベネズエラ代表になることを夢見ており、12歳という若さで代表メンバー入りを果たしました。

フロリダ州立大学（フロリダステート・セミノールズ）では、2005年秋から2007年春までプレーしました。2008年にはベネズエラ代表として北京オリンピックに出場し、7位入賞に貢献。2010年の世界選手権（自国開催）では、ベネズエラ代表を史上最高の5位に導くなど、長年にわたりチームを牽引しました。

2018年の世界選手権を最後に代表を引退しましたが、2023/24年のワールドカップ出場に向けてリーダー不在を危惧した連盟からの要請を受け、2022年11月のパンアメリカン選手権に37歳で代表復帰。チームは同大会で5位となり、ワールドカップ出場権を獲得しました。ワールドカップ本戦では、WBSC（世界野球ソフトボール連盟）からも注目選手の一人として紹介されました。

2017年からはイタリア・セリエA1のレアヴェンドルス・カロンノでプレーし、初年度から打率4割前後の好成績を維持。6シーズン目の2023年には、リーグ通算200安打を達成しました。

2023年の欧州カップウィナーズカップでは、レアヴェンドルス・カロンノの3番・サードとしてフル出場し、チームの準優勝に大きく貢献しました。当時のチームメイトには、元日本代表の江口未来子選手や、SGホールディングスギャラクシースターズを退団したばかりのグレタ・チェッケッティ選手、キューバ代表のジリアン・トルネス選手などがいました。

2024年、新しく創設されたリーガ・メヒカーナ・デ・ソフトボル（LMS）のチャロス・デ・ハリスコに入団し、キャプテンとしてチームを率いています。

選手としての特徴

ユルビーは主に二塁手を務める内野手です。マリア・ソト選手、デニーセ・フエンマジョール選手、マリアンジー・ボガード選手らと共に、ベネズエラ代表の黄金時代を築き上げました。彼女はプレイヤーとしての高い実力に加え、人格・実績・リーダーシップを兼ね備えた選手として、周囲から高く評価されています。

人物・エピソード

ユルビーが好きなソフトボール選手は、元アメリカ代表のジェシカ・メンドーサ選手です。

外部リンク

ユルビー・アリカルト - Olympedia（英語）
Yuruby Alicart Oly (@Yuruby1) - X（旧Twitter）
Yuruby Alicart, OLY (@yuruby1) - Instagram
Yuruby Alicart - YouTubeチャンネル
* Alumni Spotlight: Yuruby Alicart - Florida State Seminoles

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