ユーライフ

株式会社ユーライフ（U-LIFE CO.,LTD.）は、かつてユニーグループの一員として総合不動産事業を手がけた企業でした。愛知県稲沢市に本社を構え、多岐にわたる不動産関連事業を展開しました。

事業内容

主な事業内容として、ユニーグループの店舗開発や店舗賃貸事業、さらには賃貸マンション事業、不動産の活用提案、売買、仲介といった業務を行いました。特に店舗賃貸事業では、「ピアゴ ラ フーズコア」や「夢屋書店」といったグループ関連の店舗のほか、名古屋市の大曽根地下街「OZ garden」の管理運営も手がけていました。時代の変化に合わせて、高齢化社会に対応した「医・食・住」を一体とする複合施設の開発にも近年着手していました。

沿革

その歴史は1973年（昭和48年）に、当初は住居関連品の販売会社として設立されたことに始まります。その後、定款を変更してデベロッパー事業へと転換しました。現在の主な業務内容の前身となる株式会社ユニーハウジングは、1975年（昭和50年）3月25日に設立されています。本店所在地は複数回変更されており、1979年（昭和54年）5月に名古屋市中村区名駅二丁目に移転した後、旧ユーライフとの合併を経て新会社となった1980年（昭和55年）2月21日には、同年5月には名古屋市中村区名駅三丁目に移転しました。1993年（平成5年）11月には、最終的な本社所在地となる稲沢市天池へと移転しました。また、特定の事業展開として、2006年（平成18年）12月20日には財団法人名古屋都市整備公社からOZ gardenの運営を受託しました。一時的に東京事務所を2007年（平成19年）5月に開設しましたが、2012年（平成24年）2月には閉鎖しています。

消滅

ユーライフは、親会社であるユニーグループ・ホールディングスが進めた構造改革の一環として、その歴史に幕を下ろしました。2016年（平成28年）2月23日には宅地建物取引業を廃業し、同年5月21日にはユニーグループの主要事業会社であるユニー株式会社に吸収合併され、法人としての株式会社ユーライフは消滅・解散しました。吸収合併後、ユーライフが担っていた機能は、ユニー株式会社内の「開発・テナント本部開発部ユーライフ部」として引き継がれています。

主な賃貸物件（吸収合併時点）

吸収合併時点において、ユーライフが賃貸・管理を行っていた主な物件は以下の通りです。

店舗
ピアゴ ラ フーズコア（神野店、萱場店、黒川店）
VITA黒川
ピアゴ中村店
ULパーク中村大門町
ゲオ小牧西店（旧夢屋書店小牧西店）
スギ薬局宝町店（旧夢屋書店知立宝町店）
SUZUTAN:COVERY尼崎店（旧鈴丹尼崎店）
アピタタウンけいはんな
OZgarden（大曽根地下街）
ゴールドエイジさくらんぼ藤沢（住宅型有料老人ホーム）

賃貸マンション
カーサビアンカ東岡崎（旧ユニー東岡崎店跡地に建設）
カーサビアンカ黒川（旧ユニー黒川店跡地に建設された、ピアゴ ラ フーズコア黒川店や医療・介護モールを含む複合施設）
ゴールドエイジ藤沢（旧ピアゴ長後店跡地に建設、運営はゴールドエイジ株式会社へ委託）
ゴールドエイジ藤枝（旧ユニー藤枝白子店跡地に建設、運営はゴールドエイジ株式会社へ委託）
* ユーライフメゾンみなみの風（旧夢屋書店西春店跡地に建設されたサービス付き高齢者向け住宅）

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