ライアン・バー (野球)

ライアン・マシュー・バー（Ryan Matthew Burr）は、1994年5月28日生まれ、アメリカ合衆国コロラド州出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打。現在はトロント・ブルージェイズに所属しています。

経歴

プロ入り前は、2012年のMLBドラフトでテキサス・レンジャーズから指名を受けましたが、契約せずにアリゾナ州立大学へ進学しました。大学時代にはアメリカ合衆国大学代表に選出され、2013年には第39回日米大学野球選手権大会のメンバーとして来日しています。2014年にも代表入りを果たしました。

2015年のMLBドラフトでアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名を受け、プロ入り。傘下のA-級ヒルズボロ・ホップスでプロデビューし、A級ケーンカウンティ・クーガーズでもプレーしました。2球団合計で26試合に登板し、4勝0敗3セーブ、防御率1.06という好成績を記録しました。

2016年はルーキー級とA級でプレー。2017年にはA級とA+級でプレーしました。

2017年8月、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍。A+級ウィンストン＝セイラム・ダッシュでプレーし、移籍前を含めた3球団合計で45試合に登板、防御率1.65、88奪三振を記録しました。

2018年、AA級とAAA級でプレーし、2球団合計で37試合に登板、防御率2.45。8月22日にメジャー契約を結び、翌日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビューを果たしました。

2019年は初めて開幕をメジャーで迎えましたが、6月にトミー・ジョン手術を受け、以降は全休。オフにノンテンダーFAとなりましたが、マイナー契約で再契約を結びました。

2020年は手術の影響に加え、マイナーリーグ自体も新型コロナウイルスの影響で試合が開催されず、公式戦での登板はありませんでした。

2021年5月、メジャー契約を結び、2年ぶりにメジャー復帰登板を果たしました。この年は34試合に登板し、防御率2.45という成績でした。

2022年6月、自由契約となりました。

同年8月、タンパベイ・レイズとマイナー契約。2023年はAAA級でプレーし、オフにFAとなりました。

2023年12月、フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結びました。

2024年5月、金銭トレードでトロント・ブルージェイズへ移籍し、アクティブ・ロースター入りしました。

投球スタイル

最速98mph（約157.7km/h）の速球とカッターを主な武器としており、全投球の9割を占めます。

詳細情報

年度別守備成績は省略（2024年度シーズン終了時）
背番号：61（2018年 - 2019年、2021年 - 2022年）、43（2024年 - ）
* 代表歴：第39回日米大学野球選手権大会アメリカ合衆国代表（2013年）

ライアン・バーは、度重なる困難を乗り越え、メジャーリーグのマウンドに立ち続けている選手です。今後の活躍が期待されます。

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