ライオン サウンドNo.17・聖飢魔IIの電波帝国

ライオン サウンドNo.17・聖飢魔IIの電波帝国

「ライオン サウンドNo.17・聖飢魔IIの電波帝国」は、1989年10月15日から1992年4月5日まで文化放送の制作により、NRN系列全国ネットで放送されていたラジオ番組です。ライオン株式会社の一社提供で、聖飢魔IIのメンバーがパーソナリティを務め、独特の世界観とユーモアあふれるトークで人気を博しました。

番組概要

番組は、デーモン小暮閣下の「おはよう、人間諸君」という挨拶で幕を開けます。聖飢魔IIのメンバー5人と、文化放送から派遣されたアシスタント1名が番組を進行。ただし、メンバーのスケジュールによっては、全員が揃わないこともあり、個々のメンバーによるスペシャル放送も行われました。番組では、リスナーからの疑問に答えるコーナーや、リスナーが指令を実行する参加型企画、ラジオドラマなど、様々なコーナーが展開されました。

また、当番組は「公開ミサ」と称した公開収録も頻繁に行っており、高崎市、秋田市、札幌市、埼玉県、大阪府など、全国各地で実施されました。1992年4月5日、番組は「次なる帝国へ旅立つ」というメッセージとともに最終回を迎え、惜しまれつつ終了しました。

出演者

聖飢魔II

デーモン小暮閣下（帝国最高司令悪魔教教祖）
エース清水長官（帝国情報局長官）
ライデン湯沢殿下（帝国貴族）
ゼノン石川和尚（帝国文化局開発理事長）
Sgt. ルーク篁III世参謀（帝国軍事局参謀）

電波帝国特派員（アシスタント）

竹内靖夫（初代：1989年10月 - 1990年9月）
鈴木敏夫（2代目：1990年10月 - 1992年4月）

主なコーナー

帝国情報局いかがわシークレットサービス：エース長官が進行。リスナーから寄せられた様々な疑問をメンバーが調査するコーナー。
帝国入国審査会 入国の金さん：リスナーが帝国国民として入国できるかを審査するコーナー。リスナーはメンバーから出された指令を実行し、その証拠となる写真やビデオテープを提出する必要がありました。入国を許されたリスナーには、帝国ユニフォームや特製ウインドブレーカーが贈られました。
街の聖飢魔II：リスナーが街で見かけた「聖飢魔II現象」や、おかしな出来事、笑えるエピソードなどを募集するコーナー。ネタの内容によって、閣下、長官、参謀、和尚、殿下のいずれかに投稿することになっていました。入国を許されたリスナーには、帝国特製ウインドブレーカーとライオン製品の詰め合わせが贈られました。
帝国通信：リスナーからのメッセージを紹介するコーナー。
水戸コーモン・デグレ：水戸黄門をパロディとしたラジオドラマ。
デパリンピック：体力だけでなく知力も試されるユニークな競技を行う企画。

ゲスト出演者

番組には、数多くの著名人がゲストとして出演しました。

目玉おやじ（田の中勇）
嘉門達夫
フランキー堺
由利徹
かとうれいこ
東尾修
大川豊

放送時間・ネット局

番組は、文化放送を制作局として、全国のNRN系列局で放送されました。放送時間は各局とも毎週日曜日の午前帯でした。

テーマ曲

オープニングテーマ：聖飢魔II『RATSBANE』（初代）、『LOVE FLIGHT』（2代目）
エンディングテーマ：聖飢魔II『BAD AGAIN 〜美しき反逆〜』、『NEVER ENDING DARKNESS』など

エピソード

1990年3月、番組内でエース清水長官が自身の誕生日に献血を呼びかけたところ、多くのリスナーが協力。後日、赤十字新聞に「顔全体をドーランでメイクした男性4人が献血に訪れた」という記事が掲載され、話題となりました。

「ライオン サウンドNo.17・聖飢魔IIの電波帝国」は、聖飢魔IIの個性的なキャラクターと、リスナー参加型の企画で、多くのファンを魅了したラジオ番組でした。

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