ライフ計画事務所

ライフ計画事務所：日本の都市空間を彩るランドスケープコンサルタント

ライフ計画事務所は、日本のランドスケープコンサルタントとして、都市公園や緑地、スポーツ施設などの計画、設計、施工管理を専門とする企業です。東京都江東区に拠点を置き、長年にわたり日本の都市環境整備に貢献しています。

創業者鍵山喜昭氏のキャリア

同社の創業者である鍵山喜昭氏は、日本のランドスケープアーキテクトとして高い評価を得ています。千葉県立長生高等学校卒業後、千葉大学園芸学部旧造園学科に進学。卒業後は、数々のプロジェクトに携わり、その技術と経験を積み重ねてきました。技術士としての資格を持ち、林業部門技術士会副会長や日本造園コンサルタント協会副会長などを歴任した経歴も持ちます。1995年には、日本公園緑地協会北村賞を受賞するなど、その功績は高く評価されています。

幅広い事業内容と豊富な実績

ライフ計画事務所の事業内容は、公園や緑地の計画・設計から施工管理まで多岐に渡ります。自然環境の保全やレクリエーション施設の整備にも積極的に取り組んでおり、都市と自然が調和した空間づくりを目指しています。

主な実績としては、以下のものが挙げられます。

長嶋茂雄記念岩名球場バックネット（佐倉市、2020年）: スポーツ施設におけるランドスケープデザインの専門性を示す代表的な事例です。
中野区「平和の森公園」: 1985年度の日本造園学会賞を受賞した代表的な作品であり、同社の高いデザイン能力と技術力を示しています。
第29回全国都市緑化フェアTOKYO・井の頭恩賜公園会場: ランドスケープコンサルタンツ協会CLA賞設計部門最優秀賞を受賞。大規模イベントにおける緑化計画・デザインの成功事例です。
UR都市機構関連業務: 諏訪団地屋外環境整備、多摩ニュータウン周辺の屋外環境整備、天王町団地造園再整備など、大規模な都市開発プロジェクトに多数参画。
大安場史跡公園（福島県郡山市、2015年）: 歴史的建造物を含む公園整備における、歴史的文脈を考慮した計画・設計能力を示しています。
その他: 習志野市緑の基本計画、中央・通町公園（千葉市中央区）、越前堀児童公園（東京都中央区）、横浜市高島中央公園、市野谷の森公園（千葉県流山市）、津波避難施設設計、千葉県八千代広域公園見直基本設計、野川公園（東京都三鷹市）、府中の森公園（東京都府中市）、荒川区あらかわ遊園改修計画、幕張海浜公園・美浜園（日本庭園）、木場公園全体基本計画・都市緑化植物園、小平自然の里公園など、多様な規模とタイプのプロジェクトに携わっています。

調査研究と出版活動

ライフ計画事務所は、公園緑地や防災に関する調査研究にも積極的に取り組んでいます。

主な研究活動として、東日本大震災後の帰宅困難者の避難行動に関する調査研究があります。その成果は、防災公園の計画・設計に関するガイドラインの作成にも活かされています。

また、鍵山氏を含む関係者によって執筆された『造園実務必携』や『ランドスケープデザイン 77'-'85 生活・都市・環境』などの著書も出版されています。これらの出版物は、造園・ランドスケープデザイン分野における重要な参考文献となっています。

まとめ

ライフ計画事務所は、創業者の鍵山喜昭氏の豊富な経験と高い専門性を基盤に、数々の都市公園や緑地、スポーツ施設などの整備に貢献してきました。今後も、日本の都市環境の向上に貢献していくことが期待されます。

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