ラインベック

ラインベック（Rhinebeck）

ラインベックは、日本の競走馬であり、その名前はニューヨーク州の田舎町に由来しています。本馬は三冠馬の父ディープインパクトと牝馬三冠馬の母アパパネを親に持ち、生まれる前から注目される存在でした。両親はともに金子真人氏の所有馬であり、この理想的な配合は「夢の配合」や「三冠配合」と称されることもあります。

誕生と成長

2017年4月5日、北海道安平町のノーザンファームで生まれたラインベックは、全兄にモクレレとジナンボーがいる第三仔です。幼少期から高い資質を示し、デビューに向けた期待が高まりました。

2歳シーズン（2019年）

2歳の初戦は6月29日、中京競馬場の新馬戦で行われました。福永祐一騎手を鞍上に迎えたラインベックは、出走馬中最速の上がりを記録し、華々しくデビュー戦を勝利しました。その後も中京2歳ステークスで重馬場ながら勝利を収め、無敗の2連勝を達成します。

重賞初挑戦の東京スポーツ杯2歳ステークスでは、コントレイルに次ぐ3番人気に支持されましたが、コントレイルが圧勝する中、ラインベックは3着に終わりました。続くホープフルステークスでも4着と健闘しました。

3歳シーズン（2020年）

3歳に進むと、初戦の若駒ステークスでは1番人気に推されつつも3着に着地し、以降の皐月賞、NHKマイルカップでも期待外れの結果となります。そこで、陣営はダート路線への変更を決定し、西脇特別（2勝クラス）で優勝を果たすことでダート初勝利を達成しました。この勝利は父ディープインパクトにとって、史上最速の産駒のJRA通算2200勝に繋がりました。

その後数レースは振るわず、再び条件戦に挑むことになりました。

4歳シーズン（2021年）

4歳シーズンでも芝路線に戻り、江の島ステークスを制しオープンクラスに昇格するも、新潟記念やディセンバーステークスでは中位に終わり、あまり目立った成績は残せませんでした。

5歳シーズン（2022年）

2022年も成績は芳しくなく、夏には去勢手術を受けることになりました。去勢後の初レース、信越ステークスでは8着、次のキャピタルステークスでも9着と不本意な結果が続きましたが、12月のリゲルステークスでシャイニーロックに次ぐ2着と少し持ち直しました。

6歳シーズン（2023年）

6歳初戦では東風ステークスで勝利を挙げ、久しぶりに表彰台に登りました。しかしその後の六甲ステークスは9着と振るわず、米子ステークスで2着、関屋記念で3着とまずまずの結果を残しました。9月10日の京成杯オータムハンデキャップで8着となり、その後は休養に入っています。

競走成績

現在の競走成績は2024年10月14日を基にしており、多くのレース経験を持つラインベックは今後の活躍も期待されています。全兄のジナンボーは新潟記念の2着経験があり、全妹のアカイトリノムスメは秋華賞を制覇した実績があります。今後のレースでのさらなる成長が楽しみです。

もう一度検索