ライヴ!!（17-11-70）

エルトン・ジョン・ライヴ!!（17-11-70）

エルトン・ジョンが1971年にリリースした『エルトン・ジョン・ライヴ!!』は、彼のキャリアにおける重要なライブアルバムで、1970年11月17日にニューヨークで行われたコンサートの録音が収められています。このアルバムには、エルトン・ジョンの代表的な楽曲や、様々なアーティストのカバーが含まれ、聴き応えのある作品となっています。

アルバムの背景

『エルトン・ジョン・ライヴ!!』は、当時の彼の音楽的実力とライブパフォーマンスのエネルギーを余すことなく伝えています。エルトン・ジョンはピアノとボーカルを担当し、ディー・マレイがベースを、ナイジェル・オルソンがドラムを担当する3人編成で、シンプルながら迫力のある演奏を繰り広げました。特に、エルトンの表現力豊かなボーカルと弾き語りスタイルは、聴く者を魅了する要素となっています。

アルバムには、ローリング・ストーンズの「ホンキー・トンク・ウィメン」、ビートルズの「ゲット・バック」、エルビス・プレスリーの「マイ・ベイビー・レフト・ミー」など、著名なアーティストの楽曲も含まれており、これらのカバーはエルトン・ジョンの音楽的幅広さを示しています。

アルバムの構成

『エルトン・ジョン・ライヴ!!』には、多彩な楽曲が収録されています。初版では以下のトラックが含まれています：

1. パイロットにつれていって - Take Me to the Pilot
2. ホンキー・トンク・ウィメン - Honky Tonk Women
3. 60才のとき - Sixty Years On
4. キャン・アイ・プット・ユー・オン - Can I Put You On
5. 悪い月 - Bad Side of the Moon
6. メドレー - Medley
7. 布教本部を焼き落とせ - Burn Down the Mission
8. マイ・ベイビー・レフト・ミー - My Baby Left Me
9. ゲット・バック - Get Back

また、1995年にリマスター版がリリースされ、1曲が追加され、曲順も調整されています。さらには、2017年には完全収録版がアナログ盤2枚組として特別に発売され、大きな話題を呼びました。

アルバムの制作

アルバムのプロデューサーはガス・ダッジョンで、共同プロデューサーにはスティーヴ・ブラウンが名を連ねています。また、ラジオ・コンサートの指揮をジョー・ディサバトが担当し、音響エンジニアにはフィル・ラモーンが起用されています。ジャケットデザインと写真はデヴィッド・ラーカムが手掛け、アルバム全体のクオリティを高めました。

まとめ

このアルバムは、エルトン・ジョンの音楽的才能やエネルギーを体験する上で欠かせない作品であり、彼のファンやロック音楽を愛する人々にとって必聴の一枚です。ライブの臨場感や多様な曲の魅力を通じて、エルトン・ジョンの音楽の真髄に触れることができるでしょう。

もう一度検索