ライヴ・シーンズ・フロム・ニューヨーク

ドリーム・シアターのライブ・アルバム『ライヴ・シーンズ・フロム・ニューヨーク』は、2001年にリリースされ、プログレッシブ・メタル界における彼らの地位を確固たるものとしました。このアルバムは、2000年8月30日にニューヨークのローズランド・ボールルームで行われたライブを収録しており、バンドの卓越した演奏技術と観客との一体感を余すところなく伝えています。

収録曲

アルバムは3枚のディスクで構成され、ドリーム・シアターの代表的な楽曲が網羅されています。

Disc 1

「リグレッション」から始まり、「オーヴァーチュアー 1928」、「ストレンジ・デジャ・ヴ」と、アルバム『メトロポリス・パート2：シーンズ・フロム・ア・メモリー』からの楽曲が続きます。「スルー・マイ・ワーズ」、「フェイタル・トラジディ」、「ビヨンド・ディス・ライフ」といった楽曲も収録されており、バンドの音楽的な幅広さを感じさせます。ジョン・ペトルーシとテレサ・トーマスのソロ・スポット、そして「スルー・ハー・アイズ」、「ホーム」、「ザ・ダンス・オブ・エタニティ」と、ドラマティックな展開が繰り広げられます。
Disc 2

「ワン・ラスト・タイム」、「ザ・スピリット・キャリーズ・オン」、「ファイナリー・フリー」といった、聴きごたえのある楽曲が収録されています。また、「メトロポリス - パート1」といった初期の代表曲も演奏されており、ファンにはたまらない選曲となっています。「ザ・ミラー」、「ジャスト・レット・ミー・ブリーズ」、「アシッド・レイン」、「コート・イン・ア・ニュー・ミレニアム」、「アナザー・デイ」と、バラエティに富んだ楽曲が楽しめます。ジョーダン・ルーデスのキーボード・ソロも収録されており、彼の卓越した技術を堪能できます。
Disc 3

「ア・マインド・ビサイド・イットセルフ」は、「エロトマニア」、「ヴォイシズ」、「ザ・サイレント・マン」の3部構成で、ドリーム・シアターの複雑な音楽性を象徴する組曲です。「ラーニング・トゥ・リヴ」、「ア・チェンジ・オブ・シーズンズ」といった大曲も収録されており、聴き応え十分な内容となっています。

参加ミュージシャン

ジェイムズ・ラブリエ（ボーカル）
ジョン・ペトルーシ（ギター）
ジョン・マイアング（ベース）
ジョーダン・ルーデス（キーボード）
マイク・ポートノイ（ドラムス）

このアルバムは、ドリーム・シアターの黄金期を捉えた貴重な記録であり、プログレッシブ・メタル・ファンだけでなく、音楽を愛するすべての人にとって必聴の作品と言えるでしょう。彼らの高度な演奏技術、複雑な楽曲構成、そして観客を魅了するライブパフォーマンスは、このアルバムを通して存分に堪能することができます。

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