ラヂオ・もりおか

株式会社ラヂオ・もりおかの概要

株式会社ラヂオ・もりおかは、岩手県盛岡市を中心とした地域でFM放送を行う特定地上基幹放送事業者です。開局は1998年のことで、岩手県初のコミュニティ放送局としての役割を担っています。元々の社名は株式会社ラヂオもりおかでしたが、2018年に現在の名前に変更されました。

放送の特徴

ラヂオ・もりおかの可聴エリアには、盛岡市街やその周辺の住民が含まれ、その人口は約52万人です。放送は月曜日から日曜日までの24時間体制で、主に自社制作番組とJ-WAVEのサイマル放送が中心となっています。この放送局は地域に根ざしたさまざまな情報を提供し、地域の文化やイベントを紹介する役割も果たしています。

本社とスタジオは、ホテルブライトイン盛岡のロビーに設置されているため、気軽に訪れることができる環境となっています。また、過去には東京支局も存在していましたが、現在は盛岡市内が主な拠点となっています。

協業とイベント

ラヂオ・もりおかは、地域のメディアとの連携も大切にしており、岩手めんこいテレビと提携しています。同局ではラヂオ・もりおかのテレビCMも放送されており、広範囲な地域への露出を図っています。また、2002年から2005年の大晦日には、めんこいテレビとの同時生放送番組『テレラヂ』を放送し、多くのリスナーに親しまれました。さらに、2020年には、めんこいテレビのアナウンサーがラヂオ・もりおかのスタジオに出張し、月2回の生放送番組『めんこいラジオ きいてmit』も制作されています。

緊急放送の取り組み

2013年4月からは、盛岡市と連携し、緊急時における割込放送の運用を開始しました。これに伴い、公共施設や商店街などに緊急告知ラジオを設置し、地域住民に向けた防災情報の提供も行っています。これは、地域の安全を確保するための重要な取り組みとして位置づけられています。

歴史の歩み

• - 1997年（平成9年）: 東北電気通信監理局が放送局の免許申請を受理。10月に株式会社ラヂオもりおかが設立され、同月29日に予備免許を取得。
• - 1998年（平成10年）: 1月に放送局の免許を取得し、1月18日に開局。
• - 2001年（平成13年）: 放送の空中線電力を20Wに増力の許可を獲得。
• - 2005年（平成17年）: 盛岡市大通に新しいスタジオがオープン。
• - 2008年（平成20年）: サイマルラジオに加盟し、リスナーへのサービスを強化。
• - 2009年（平成21年）: 大通スタジオが閉鎖される。
• - 2013年（平成25年）: 盛岡市と災害時の緊急放送に関する協定を締結。
• - 2018年（平成30年）: 商号を株式会社ラヂオ・もりおかに変更。

自社制作番組

ラヂオ・もりおかでは、多彩な自社制作番組が放送されています。代表的な番組には次のようなものがあります。

• - MORNING ENTRANCE: 月曜から金曜、7:00〜9:00に放送されるモーニング番組。
• - SUN LOUNGE: 月曜から木曜、9:00〜11:30に放送。
• - EVENING STROLL: 月曜から木曜、16:00〜18:30に放送。
• - PORTAL: 金曜の9:00〜11:30の番組。
• - ゆふあCOZY: 金曜、16:00〜18:30に放送される夕方の番組。

このように、ラヂオ・もりおかは地域に密着したコミュニティ放送として、あらゆるニーズに応じた情報を提供し続けています。

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