ラノベ好き書店員大賞

「ラノベ好き書店員大賞」は、全国の書店で働くライトノベルを愛する書店員たちが、読者に薦めたい、ぜひ読んで欲しいと思う作品を投票によって選ぶライトノベル賞です。2012年に発足しました。

この賞の特徴は、書店員という、日々多くのライトノベルに触れ、読者の動向を肌で感じている人々が選考に携わっている点です。そのため、単なる人気投票とは異なり、書店員の視点から「本当に面白い」と評価された作品が選ばれる傾向にあります。

対象となる作品は、原則として投票が行われる年の前年1月1日から12月31日の間に発売されたライトノベル作品に限られます。このルールによって、常に最新のトレンドを反映した作品が選ばれるようになっています。

2012年から2014年まで開催された後、一時休止期間に入りましたが、2019年に復活を遂げました。しかし、2020年を最後に再び休止状態となり、現在に至っています。この賞は、元々、一人の書店員が個人的に始めた企画が母体となっており、2019年時点でも運営は書店員の有志による運営委員会によって行われています。

過去の受賞作品には、以下のような作品があります。

2012年：『のうりん』（白鳥士郎、GA文庫）
2013年：『マグダラで眠れ』（支倉凍砂、電撃文庫）
2014年：『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』（大森藤ノ、GA文庫）
2019年
文庫部門：『七つの魔剣が支配する』（宇野朴人、電撃文庫）
単行本部門：『航宙軍士官、冒険者になる』（伊藤暖彦、ファミ通文庫）※B6判
2020年
文庫部門：『探偵はもう、死んでいる。』（二語十、MF文庫J）
単行本部門：『リアデイルの大地にて』（Ceez、ファミ通文庫）※B6判、『Unnamed Memory』（古宮九時、電撃の新文芸）

これらの受賞作品からもわかるように、「ラノベ好き書店員大賞」は、その年のライトノベル界を代表する作品を選出する上で重要な役割を担っていました。

この賞が再び開催されることを願うファンも多く、今後の動向が注目されています。

外部リンク

ラノベ好き書店員大賞 公式ウェブサイト
* ラノベ好き書店員大賞 (@ranobe_syoten) - X（旧Twitter）

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