ラバーマッチ

ラバーマッチの概要

ラバーマッチ（Rubber match）とは、ボクシングや総合格闘技において、同じ選手同士の3試合目を指します。この試合は特に、過去の2試合の勝敗がそれぞれ1勝1敗と互角の結果である場合に開催され、最後の決着をつける重要な意味を持ちます。ラバーマッチは頻繁には行われませんが、いつの時代も多くの観客の関心を集める試合となることが少なくありません。近年でも「ロイ・ジョーンズ・ジュニアvsアントニオ・ターバー」や「マルコ・アントニオ・バレラvsエリック・モラレス」といった激闘が印象に残っています。

有名なラバーマッチの例

UFCのラバーマッチ

1. チャック・リデル vs ランディ・クートゥア
この試合は2006年のUFC 57で実施され、リデルが見事なKO勝ちを収め、クートゥアは試合後に引退を宣言しました。

2. ヴァンダレイ・シウバ vs クイントン・ジャクソン
UFC 92において行われたこの試合も注目され、両者の激しい攻防が繰り広げられました。

ボクシングのラバーマッチ

3. モハメド・アリ vs ジョー・フレージャー
1975年10月1日、フィリピンのマニラで行われたこの試合はボクシング史上最も有名な一戦の一つであり、「Thriller in Manilla」として知られています。この試合でアリが勝利し、両者の名勝負が語り継がれています。

4. アルツロ・ガッティ vs ミッキー・ウォード
2003年の試合では、1試合目、リターンマッチともに非常に激しく、観客を魅了しました。そして、3試合はそれぞれリングマガジンのファイト・オブ・ザ・イヤーに選ばれるほどの名勝負となりました。アルツロ・ガッティはこの試合で判定勝ちを収め、その後ミッキー・ウォードは現役引退を発表しました。

5. 徳山昌守 vs 川嶋勝重
2005年に行われたこの試合は、徳山の再起戦としてWBC世界スーパーフライ級のタイトルマッチであり、徳山が判定勝ちを収め王座を奪還しくしました。

6. マニー・パッキャオ vs エリック・モラレス
2006年に開催されたこの試合では、王者のパッキャオが3ラウンドTKO勝ちを収め防衛に成功しました。

7. イスラエル・バスケス vs ラファエル・マルケス
2008年のWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチでは、両者がダウンするなどの激犯が展開され、バスケスが僅差の判定勝ちを収めました。

まとめ

ラバーマッチは選手同士の競技において互角の勝負を決するための重要な試合であり、多くの伝説的な対戦が生まれています。このような試合は、選手のキャリアをも形成する要素となり、ファンにとっても熱い思い出として心に残ります。選手たちの絆や競技に対する情熱が、ラバーマッチを特別なものにしているのです。

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