ラブハンバジョ

ラブハンバジョ：フローレス島西端の港町

ラブハンバジョ（Labuhanbajo）は、インドネシア東ヌサ・トゥンガラ州のフローレス島最西端に位置する、活気ある港町です。この地は、西マンガライ県の県都としての役割も担っています。しばしば「ラブアンバジョ」とも表記されます。

この地名の由来は、インドネシア語にあります。「Labuhan」は「港」を意味し、「Bajo」は「バジャウ人」を指します。バジャウ人とは、古くから海上で生活を営む漂海民のことで、彼らの生活様式は独特であり、その文化は周辺地域の漁業にも影響を与えていると言われています。

コモドへの玄関口

ラブハンバジョは、世界的に有名なコモドオオトカゲが生息するコモド島やリンチャ島への主要なアクセスポイントとして、重要な役割を担っています。これらの島々へ向かう船はここから出航しており、多くの観光客がこの町を経由します。また、ラブハンバジョにはコモド空港があり、国内外からの旅行者を受け入れています。

海の魅力

ラブハンバジョ周辺の海域は、豊かな海洋生物が生息しており、特にジンベイザメが観察できるダイビングスポットとして知られています。透き通った海中でのダイビングは、多くのダイバーにとって忘れられない体験となっています。

アクセス

ラブハンバジョへのアクセスは、空路と海路があります。コモド空港には、バリ島のデンパサールからメルパチ航空がプロペラ機で就航しており、ビマを経由してアクセスできます。また、ジャカルタ、ビアク島、ジャヤプラ、マカッサル、マノクワリ、マタラム（州都）など、インドネシア各地の主要都市とも航空路線で結ばれています。

海路では、スンバワ島のサパとの間にフェリーが運航しており、周辺の島々とのアクセスも容易です。

ラブハンバジョの魅力

ラブハンバジョは、コモド諸島への出発点としての役割だけでなく、その美しい自然環境と独特の文化が魅力的な場所です。海と山に囲まれたこの町では、多様なアクティビティが楽しめます。ダイビングやシュノーケリング、島巡りツアー、地元文化に触れるなど、様々な体験を通して、この地の魅力を満喫できます。近年では、観光客向けのレストランやホテル、ショップも増えており、より快適な滞在が可能です。

ラブハンバジョは、自然と文化が調和した魅力的な場所として、多くの旅行者を惹きつけています。

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