ラブ・ノーツ

ラブノーツは、ヒロ川島と井上真紀を中心に1989年に結成された音楽ユニットです。ユニット名は、伝説的なジャズミュージシャンであるチェット・ベイカーが晩年に構想していたバンド名「Love Notes」に由来します。

幅広い音楽性と活動

スタンダード・ジャズを基盤としつつ、ボサノヴァ、フォークソング、ハワイアンといった様々なジャンルを包括したサウンドとパフォーマンスが特徴です。1999年から2000年にかけては、テレビ東京の番組「Jazz－Love Notes」にレギュラー出演し、斬新な映像と井上真紀のボーカルが話題となりました。その後もBS日テレでシリーズ番組が制作され、2009年にはハワイでの新春特番も放映されました。

WEBマガジン「JAZZ PAGE」の日本人ジャズ・ミュージシャン人気投票では、2003年と2004年の2年連続で「コンボ部門」と「アルバム・オブ・ザ・イヤー部門」で1位を獲得するなど、高い評価を得ています。

社会的なテーマとの融合

オリジナル作品「All As One」は国際イルカ・クジラ会議の公式テーマソングに、「The Day Out of Time」はドリームスペル暦の公式テーマソングに採用されるなど、音楽を通じて社会的なメッセージを発信しています。また、国連主催の国際地球環境会議にも招聘されるなど、その活動は多岐にわたります。

長編映画「Little Tear ～ 蟻の涙」の主題歌や挿入歌を手がけたり、NHK教育「趣味悠々～アロハフラ」にレギュラー出演・演奏するなど、幅広いメディアで活躍しています。

2013年には、ハロルド・ダンコ、ピーター・アースキン、トム・ウォリントンといった著名なミュージシャンと共演したCD「Love & Light」をリリースし、全国でライブツアーを行いました。

メンバー

井上真紀：ボーカル、フラ、作詞担当
ヒロ川島：リーダー、トランペット、作曲、作品プロデュース担当
田辺 充邦：ギター
Jim Murray：ピアノ
中津 裕子：ベース
田鹿 雅裕：ドラムス

主な作品

DVD、CDを多数リリースしており、チェット・ベイカーやポール・ストゥーキー、オータサンといった著名なアーティストとの共演作品も存在します。ハワイをテーマにした作品も多く、その美しい旋律と歌声で多くの人々を魅了しています。

ラブノーツは、その音楽性だけでなく、社会的なテーマにも積極的に取り組む姿勢が評価されている、日本を代表する音楽ユニットです。

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