ラベック姉妹

ラベック姉妹（Marielle et Katia Labèque）は、フランス・バスク地方バイヨンヌ出身の姉妹によるピアノ・デュオとして、国際的に高い評価を受けています。

姉のカティア・ラベック（Katia Labèque、1950年3月11日 - ）と妹のマリエル・ラベック（Marielle Labèque、1952年3月6日 - ）は、幼少の頃から音楽に親しみ、才能を開花させました。姉妹は、4手のためのピアノ曲や、2台ピアノのための作品を数多く演奏し、録音しています。そのレパートリーは非常に幅広く、バロック音楽から現代音楽まで、室内楽曲や協奏曲など多岐にわたります。

ラベック姉妹の演奏は、その卓越した技術と音楽性はもちろんのこと、二人の息の合ったアンサンブルによって、独自の音楽世界を創り上げている点が特徴です。それぞれの個性的な才能が融合し、他に類を見ない音楽表現を生み出しています。

また、姉妹は現代音楽の作曲家とのコラボレーションも積極的に行っており、新しい作品の開拓にも力を入れています。著名な作曲家から作品を献呈されたり、共同で作曲に取り組んだりすることで、常に音楽の可能性を追求し続けています。

姉のカティアは、かつてジャズ・ギタリストのジョン・マクラフリンと結婚していたことがあります。妹のマリエルは、ロシア人指揮者のセミヨン・ビシュコフと結婚しています。音楽一家としての側面も持ち合わせており、それぞれの活動が互いに影響を与え合っていると考えられます。

1980年代には、サントリーから発売されていたウィスキー、サントリー21（現在は生産終了）のCMに出演し、連弾を披露していたことでも知られています。このCMを通じて、クラシック音楽ファンだけでなく、一般の人々にもその名が広く知られるようになりました。

ラベック姉妹は、世界各国の主要なオーケストラとの共演や、著名な音楽祭への出演を通じて、国際的なキャリアを築き上げてきました。その演奏は、常に高い評価を受けており、数々の音楽賞を受賞しています。

彼女たちの演奏は、聴衆に感動と喜びを与え、クラシック音楽の魅力を広く伝える力を持っています。ラベック姉妹は、これからも革新的な音楽活動を通じて、世界中の音楽ファンを魅了し続けることでしょう。

* Labeque.com 公式サイト

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