ラヴ・ガン (曲)

「ラヴ・ガン」は、アメリカのロックバンド、キッスが1977年に発表したアルバムのタイトル曲です。

作者であるギタリスト兼ボーカリストのポール・スタンレーは、この曲をキッスの楽曲の中で最も気に入っている曲の一つとして度々語っています。歌詞はレッド・ツェッペリンの「ハウ・メニー・モア・タイムズ」に引用されたアルバート・キングの「ザ・ハンター」から影響を受けたとされています。

レコーディングでは、スタンレー自身がベースを担当しました。

全米シングルチャートでは最高55位と、目覚ましい成功を収めたとは言えませんが、リリース以来、キッスのほぼ全てのツアーで演奏され続けています。また、キッスのベストアルバムやコンピレーションアルバムには欠かせない存在となっています。

「ラヴ・ガン」は、様々なメディアでも使用されています。

映画『デトロイト・ロック・シティ』（1999年）では、オープニング・クレジットで使用されました。ちなみに、映画のタイトル自体もキッスの楽曲に由来しています。
映画『ぼくたちの奉仕活動』（2000年）では、登場人物のホイーラー（演：ショーン・ウィリアム・スコット）が、この曲をスタンレーのペニスをモチーフにした楽曲であると説明するシーンで使用されました。
ゲーム『Guitar Hero: Warriors Of Rock』にも収録されています。

また、「ラヴ・ガン」は数多くのアーティストによってカバーされています。

サーフィン・シーザーズは、キッスのトリビュート・アルバム『ハード・トゥ・ビリーブ』（1992年）にこの曲を収録しました。
ヘイシード・ディキシーは、2003年にキッスの楽曲をブルーグラスにアレンジしたトリビュート・アルバム『Kiss My Grass: A Hillbilly Tribute to Kiss』に収録しました。
トミー・ショウ（スティクスのギタリスト）は、キッスのトリビュート・アルバム『スピン・ザ・ボトル』（2004年）でこの曲をカバーしました。
スタック・トリック（エレクトリック・ブリティッシュ・ロック・バンド）は、キッスのトリビュート・アルバム『Sheep in KISS Make Up』に収録しました。
アクセル・ルディ・ペル（ドイツのギタリスト）は、自身のアルバム『ダイアモンド・アンロックト』でこの曲をカバーしました。
* 元キッスのメンバーであるエース・フレーリーも、この曲をカバーしています。

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