ラーゴム

ラーゴム：競走馬としての軌跡と今後の展望

2018年3月2日、北海道安平町のノーザンファームにて誕生した競走馬、ラーゴム。その名はスウェーデン語で「適度で節度あること」を意味し、その名の通り、競走生活においては、華々しい勝利と惜敗を経験しました。

2019年のセレクトセールにて高額で落札され、栗東・斉藤崇史厩舎に入厩。2歳時には、デビュー戦で鮮やかな勝利を収めると、続くアイビーステークス、京都2歳ステークスと重賞レースで好走。僅差で惜敗するものの、高い能力を示しました。

3歳になり、迎えたきさらぎ賞では、見事重賞初制覇。しかし、続く皐月賞では13着と大敗を喫し、その後の東京優駿、新潟記念でも着順を落とす結果に終わりました。その後も、安定した成績を残すことができず、苦戦が続きました。しかし、アンドロメダステークスでは再び勝利を掴み、持ち前の能力の高さを見せつけました。

4歳になると、ダート戦線に転向。吾妻小富士ステークスでダート初勝利を飾ると、秋には白山大賞典、浦和記念で2着と好走。名古屋グランプリでも3着と、ダート戦線でも存在感を示しました。

5歳シーズンは、芝レースで始動しましたが、思うような結果を残せず、2023年7月2日に競走馬登録を抹消。現役を引退しました。今後は乗馬として第二の馬生を歩むことになります。繋養先はノーザンホースパークに決定しています。

ラーゴムの血統背景にも注目が集まります。半弟には、2024年ニュージーランドトロフィーを制覇したエコロブルームがおり、その活躍もラーゴムの能力の高さを示唆しています。また、近親にはマーメイドステークス優勝馬のアンドリエッテもいます。

ラーゴムの競走成績は、netkeiba.com、スポーツナビ、JBISサーチといったサイトで確認できます。

競走馬としてのラーゴムは、その才能と潜在能力の高さを示しながらも、常に安定した結果を残すことができませんでした。しかし、重賞勝ちを含む多くのレースで、その実力の一端を垣間見ることができました。引退後は乗馬として、新たな活躍の場が待っています。今後の活躍にも期待しましょう。

競走成績概要

デビュー: 2020年7月19日（阪神競馬場）
主な勝ち鞍: きさらぎ賞（2021年）、吾妻小富士ステークス（2022年）、アンドロメダステークス（2021年）
主な成績: 皐月賞13着、東京優駿12着、新潟記念12着など。
引退: 2023年7月2日
* 引退後の予定: 乗馬

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