リカルド・セルジオ・ローシャ・アゼヴェード

リカルド・セルジオ・ローシャ・アゼヴェード：堅実なディフェンダーの軌跡

リカルド・セルジオ・ローシャ・アゼヴェード（通称ローシャ）は、1978年10月3日にポルトガルのサント・ティルソで生まれました。SCブラガでプロとしてのキャリアをスタートさせ、その後SLベンフィカ、トッテナム・ホットスパーFC、ポーツマスFCなど、欧州のクラブで活躍した元サッカー選手です。主にディフェンダーとして、その堅実なプレーでチームを支えました。

ポルトガルでの躍進

ローシャはSCブラガで頭角を現し、2001年12月にSLベンフィカへ移籍しました。ベンフィカではすぐに主力としての地位を確立し、4年半の在籍期間中に公式戦157試合に出場しました。2004-05シーズンにはリーグ戦25試合に出場し、クラブの11年ぶりとなるリーグ優勝に大きく貢献しました。また、UEFAチャンピオンズリーグ2005-06のFCバルセロナ戦では、ロナウジーニョのマークを担当し、そのパフォーマンスはロナウジーニョ自身からも称賛されました。

イングランドでの挑戦

2007年1月、ローシャはトッテナム・ホットスパーFCへ移籍しました。移籍金は約330万ポンドと報じられています。FAカップでデビューを飾ったものの、出場機会は限られ、2009年6月にクラブを退団しました。

その後、スタンダール・リエージュを経て、2010年2月にポーツマスFCへ加入し、イングランド・サッカー界に復帰しました。ポーツマスでは、マンチェスター・ユナイテッドFC戦でデビューを果たしましたが、出場停止処分を受けるなど、苦しい時期もありました。しかし、FAカップ準決勝の古巣トッテナム戦では、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せ、チームを勝利に導きました。財政難に苦しむクラブを支え、年間最優秀選手賞に選ばれるなど、サポーターからの信頼も厚かったです。

2012年にはポーツマスを退団し、一時期イプスウィッチ・タウンFCやリーズ・ユナイテッドAFCのトライアルに参加しましたが、最終的にポーツマスと再契約を結びました。

ポルトガル代表としての活躍

ローシャは、2002年にスコットランド戦でポルトガル代表デビューを果たしました。その後、しばらく代表から遠ざかっていましたが、UEFA EURO 2008予選で再び代表に招集されました。

引退後

引退後のローシャに関する情報は多くありませんが、その堅実なプレーは、多くのサッカーファンの記憶に残っています。

タイトル

SLベンフィカ
スーペル・リーガ：2004-05
タッサ・デ・ポルトガル：2003-04
スーペルタッサ・カンディド・デ・オリベイラ：2004

リカルド・セルジオ・ローシャ・アゼヴェードは、ポルトガルとイングランドのクラブで、その実直なプレースタイルでチームに貢献したディフェンダーでした。

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