リサラシオシファ

リサラ シオシファ

リサラ シオシファ（Lisala Siosifa）氏は、1994年2月2日にトンガで生まれたラグビーユニオン選手です。かつては「シオシファ・リサラ」という名前で知られていましたが、現在はリサラ シオシファとして登録されています。フィールド上では主にウイング（WTB）およびセンター（CTB）として活躍しており、その身長は179cm、体重は92kgです。

キャリアの軌跡

リサラ シオシファ氏のラグビーキャリアは、母国トンガのトンガ・カレッジで始まり、その後日本の花園大学へと進学しました。大学での経験を通じて、日本ラグビーにおける基盤を築きました。

大学卒業後の2018年、彼は日本のトップリーグに所属していた豊田自動織機シャトルズ（現在の豊田自動織機シャトルズ愛知）に加入し、プロフェッショナルとしての道を歩み始めました。同年8月には、リサラ シオシファ氏にとってキャリアの重要な転換点となる出来事がありました。彼は日本国籍を取得し、これにより国内選手としてプレーすることが可能となりました。日本国籍取得後、同年9月1日に行われたジャパンラグビートップリーグ第1節のNECグリーンロケッツ戦で先発出場を果たし、記念すべき公式戦初出場を飾りました。

日本のリーグで経験を積んだ後、2020年にはオーストラリアのラグビー強豪チームであるワラターズに加入しました。スーパーラグビーレベルでのプレー経験は、彼のスキルと戦術理解をさらに深める貴重な機会となりました。

海外での挑戦を経て、2021年には再び日本のリーグに戻り、NTTドコモレッドハリケーンズ（現在のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪）に入団しました。NTTドコモでは中心選手の一人として活躍し、チームの勝利に貢献しました。

現在の所属と今後の展望

2022年夏、NTTグループ内のラグビーチーム再編に伴い、リサラ シオシファ氏は新設された浦安D-Rocksの選手スコッドに選出されました。これにより、彼はジャパンラグビーリーグワンに参戦する浦安D-Rocksの一員として、新たなチームでプレーを続けています。

国際舞台での経験

また、リサラ シオシファ氏は、15人制ラグビーだけでなく、7人制ラグビーにおいても国際的な経験を持っています。彼は7人制日本代表に選ばれたことがあり、スピードと機動力がより重視されるセブンズの舞台でもその能力を発揮しました。この経験は、15人制でのプレーにおいても、オープンフィールドでのランニングスキルや判断力といった面で活かされています。

ウイングやセンターとして、彼はパワフルなランニング、鋭い突破、そしてディフェンスラインでの堅実なプレーでチームに貢献します。トンガで培ったフィジカルと、日本そしてオーストラリアで磨かれたテクニック・戦術眼を併せ持つ彼は、浦安D-Rocksの攻撃と防御の両面において重要な役割を担っています。これまでの豊富なキャリアと経験を活かし、ジャパンラグビーリーグワンの舞台でさらなる活躍が期待される選手です。

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