リチャード・ウレーニャ

リチャード・ウレーニャ：ドミニカ共和国出身のプロ野球選手

リチャード・ウレーニャ・カスティーヨ（Richard Ureña Castillo、1996年2月26日 - ）は、ドミニカ共和国ドゥアルテ州サン・フランシスコ・デ・マコリス出身のプロ野球選手です。ポジションは主に遊撃手で、右投両打。

プロ入りからブルージェイズ時代

2012年、ウレーニャはトロント・ブルージェイズと72万5000ドルで契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2013年には、ルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ブルージェイズで経験を積み、その後、ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズへ昇格。この年、2つのチームで合計71試合に出場し、打率.300、1本塁打、38打点、9盗塁という成績を残しました。

2014年には、ルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズとA-級バンクーバー・カナディアンズでプレー。合計62試合に出場し、打率.308、2本塁打、25打点、6盗塁を記録しました。2015年には、メジャーのスプリングトレーニングに招待され、A級ランシング・ラグナッツとA+級ダニーデン・ブルージェイズでプレー。この年、2つのチームで合計121試合に出場し、打率.262、16本塁打、66打点、8盗塁をマークしました。また、この年にはミッドウェストリーグのオールスターゲームにも選出されています。

2016年は、A+級ダニーデンで開幕を迎え、その後AA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツに昇格。2つのチームで合計127試合に出場し、打率.295、8本塁打、59打点、9盗塁を記録。オフには、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠入りを果たしました。

2017年、ウレーニャはブルージェイズのプロスペクトランキングで全体11位と評価されました。シーズンはAA級ニューハンプシャーで迎えましたが、8月31日にメジャー昇格が発表され、9月1日にメジャーデビュー。9月9日のデトロイト・タイガース戦でメジャー初本塁打を、9月12日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャー初サヨナラ安打を記録しました。この年、メジャーでは21試合に出場し、打率.206、1本塁打、4打点、1盗塁という成績でした。

2018年は40試合に出場し、打率.293、1本塁打、6打点、2盗塁を記録。2019年は30試合に出場し、打率.243、4打点を記録しましたが、オフにDFAとなりました。

オリオールズ、ブルージェイズ、ナショナルズ傘下時代

2020年1月10日、ウレーニャはウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍。しかし、2月19日にDFAとなり、マイナー契約で傘下のAAA級ノーフォーク・タイズへ配属されました。この年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦への出場はありませんでした。オフにFAとなっています。

2020年12月18日、ウレーニャは古巣のトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、2021年のスプリングトレーニングに招待選手として参加しましたが、2021年11月7日にFAとなりました。

2021年11月28日、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、2022年のスプリングトレーニングに招待選手として参加。AAA級ロチェスター・レッドウイングスに所属しましたが、37試合に出場して打率.231、2本塁打という成績に終わり、8月9日に自由契約となりました。

独立リーグ、メキシカンリーグ時代

2023年3月7日、アトランティックリーグのヨーク・レボリューションと契約。ここでは103試合に出場し、打率.269、18本塁打、64打点を記録しました。

2024年2月14日、リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル（メキシカンリーグ）のチワワ・コールデンズと契約しましたが、シーズン開始前の4月10日に自由契約となっています。

プレースタイル

主に遊撃手としてプレーしていますが、内外野をこなせるユーティリティ性も持ち合わせています。右投両打で、打撃ではパンチ力も魅力です。

今後の活躍が期待される選手の一人です。

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