リチャード・ロビー

リチャード・ロビー

リチャード・ロビー（Richard Roby、1985年9月28日 - ）は、アメリカ合衆国出身のバスケットボール選手です。身長198cm、体重96kgで、フォワードをポジションとしています。特に、bjリーグでの活躍が目覚ましく、2013-14シーズンには最優秀シックスマン、2014-15シーズンにはベストファイブを受賞しています。また、プロバスケットボール選手のケニオン・マーティンとは異母兄弟という間柄でもあります。

経歴

マサチューセッツ州グロトンのローレンスアカデミー高校を経て、コロラド大学ボルダー校に進学。2004年から2008年まで在籍し、その間に1試合平均17得点、5.5リバウンドを記録しました。4年間での通算得点は2,001点に達し、大学史上最多得点記録を更新する偉業を達成しました。

大学卒業後の2008年夏には、イスラエルのビネイ・ハシャロン（ビネイ・ヘルツリーヤ）と契約。2009年-2010年シーズンには、同じくイスラエルのマッカビ・ハイファBCでプレーしました。2010年のNBAサマーリーグではデンバー・ナゲッツの一員として参加。その後、NBADLのリオグランデバレー・バイパーズと契約し、58試合に出場、1試合平均15.3得点を記録しました。2011年のNBAロックアウトの影響で、NBAチームからのオファーがあったにもかかわらず契約には至りませんでした。

その後は、メキシコ、フランス、アルゼンチン、韓国KBLの原州東部プロミ、ベネズエラ、プエルトリコなど、世界各国のチームでプレー。2013年9月には、日本の秋田ノーザンハピネッツとの契約に合意し、bjリーグに参戦しました。

2013-14シーズンは、主にシックスマンとして出場し、10月26日の信州ブレイブウォリアーズ戦では34得点を挙げるなど、チームの得点源として大きく貢献しました。レギュラーシーズンでは、1試合平均20.1得点でリーグ5位、1.9スティールでリーグ3位という好成績を残し、最優秀シックスマン賞を受賞しました。プレーオフでは、カンファレンスファイナルで富山グラウジーズを相手に27得点、10リバウンド、5スティールを記録し、東地区優勝に貢献。琉球ゴールデンキングスとのファイナルでは敗れたものの、17得点を挙げました。

bjリーグでは、2015-16シーズンまでの3シーズンを秋田で過ごした後、2016-17シーズンには三遠ネオフェニックスに移籍し、14試合に出場、1試合平均10.9得点を記録しましたが、11月15日に解雇されました。その後、12月に大阪エヴェッサに加入し、39試合に出場、1試合平均8.0得点を挙げました。

2017年6月には、ベネズエラのリーガ・プロフェッショナル・バロンセストのマリノスBBCと契約。2018年3月には、メキシコのリーガ・ナシオナル・バロンセスト・プロフェシオナルのソレス・デ・メヒカリに加入しました。そして、2018年7月29日、BリーグB2中地区の信州ブレイブウォリアーズとの契約を発表しました。

人物

ネーション・オブ・イスラムの信者であることを公言しています。


多岐にわたる国とリーグでのプレー経験を持つリチャード・ロビーは、その得点能力と献身的なプレーで、多くのファンを魅了し続けています。

もう一度検索