リッチー・セクソン

リッチモンド・ロックウッド・セクソン（Richmond Lockwood Sexson, 1974年12月29日 - ）は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド出身の元プロ野球選手。主に一塁手として活躍しました。

経歴

1993年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから24巡目指名を受けプロ入り。1997年にメジャーデビューを果たします。1998年には、49試合の出場ながら打率.310、11本塁打を記録し、その才能の片鱗を見せました。

1999年には、一塁、左翼、指名打者として31本塁打、116打点をマークし、チームの地区優勝に大きく貢献。しかし、ボストン・レッドソックスとのディビジョンシリーズでは苦戦し、チームも敗退しました。

2000年シーズン途中にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。移籍後は打率.296、14本塁打を記録し、シーズン通算で30本塁打を達成しました。

2001年には、新本拠地ミラー・パークでゴーマン・トーマスの球団記録に並ぶ45本塁打、125打点を記録するキャリアハイの成績を残しました。2002年には地元ミルウォーキーで開催されたオールスターゲームに初選出され、本塁打競争にも出場。2003年も2年連続でオールスターに選出され、45本塁打、124打点を記録しました。

2003年オフにアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。エースのランディ・ジョンソンと共に「ツインタワー」と呼ばれました。しかし、2004年は左肩の故障に苦しみ、23試合の出場に終わりました。

2004年オフにシアトル・マリナーズと契約。2005年には39本塁打、121打点を記録し復活をアピールしましたが、チームは低迷。2007年は不振にあえぎ、高額年俸も相まってファンからブーイングを浴びるなど苦しいシーズンとなりました。

2008年途中にニューヨーク・ヤンキースへ移籍。ヤンキースでは主に左投手対策や守備固めとして起用されましたが、同年限りで現役を引退しました。

引退後

2014年にブルワーズ野球殿堂入りを果たしました。引退後は、オレゴン州の高校でコーチを務め、2023年からは北米独立リーグのウィンディシティ・サンダーボルツの監督に就任しました。

選手としての特徴

身長2mを超える長身から繰り出されるパワーが魅力。打てそうな球をじっくりと待つスタイルで、三振も多いですが、ハマった時の爆発力は目を見張るものがあります。一塁守備では、その長身を活かした широким 捕球範囲で貢献します。高校時代にはバスケットボールで州のオールスターに選ばれており、身のこなしの良さも持ち合わせています。

リッチモンド・セクソンは、その長打力と恵まれた体格で、多くのファンを魅了した選手でした。

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