リバーサイドモール

リバーサイドモール（Riverside Mall）

リバーサイドモールは、かつて岐阜県本巣市（旧本巣郡真正町）政田に存在したショッピングモールです。商業施設や温浴施設などからなる複合施設で、略称は「リバモ」でした。現在はイオンタウン本巣が建設されています。

概要

アパレル企業のリオ横山（現：リオグループホールディングス）を母体とし、2000年3月24日に開業しました。名称は「川（根尾川）のそばのショッピングモール」に由来します。近隣のリオワールド（のちのLCワールド本巣）と合わせ、「リオタウン」として一体開発する構想の一環でした。

近隣のリオワールドにイズミヤが出店したため、リバーサイドモール内には生鮮食品を扱うスーパーは入居していませんでした。施設は本館・モール館・アミューズメント館の3棟で構成され、連絡通路で繋がっていました。しかし、テナント減少によりモール館は2010年までに閉鎖。本館・アミューズメント館も2011年3月に臨時休業し、そのまま閉鎖となりました。

2002年の三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島、2006年のモレラ岐阜など、近隣に大型商業施設が相次いで開業したことで競争が激化し、テナント撤退と客足の減少を招きました。開業当初は大手アパレルブランドのアウトレットモールとして運営されていましたが、徐々にノーブランドのショップが増加。2010年9月にはファッション店舗の営業を全て終了しました。

シネマコンプレックス

2000年3月25日、「AMCリバーサイドモール真正16」として開業。16スクリーン、3,108席を有し、当時としては大規模な映画館でした。旧真正町には当館以前に映画館がなかったため、地域住民にとっては貴重な存在でした。

2005年7月1日、ユナイテッド・シネマに売却され、「ユナイテッド・シネマ真正16」に名称変更。2011年3月10日には「真正リバーサイドシネマ」に再度改称し、スクリーン数を14に縮小しましたが、2週間後に休業となりました。

アミューズメント施設

アミューズメント館と観覧車が存在しました。観覧車は柳津パークから移設されたものです。アミューズメント館には、当初セガ エンタテインメントのゲームセンター「セガアリーナ岐阜」などが入居していましたが、2008年に撤退。その後、「スポーツウエーブ鉃腕24レジャラン」がオープンしました。2010年9月30日にいったん閉店しましたが、同年11月26日に再開業。2011年3月24日から臨時休業し、2013年3月に閉店が発表されました。観覧車は2012年10月に解体されました。

経営譲渡と混乱

2010年9月、リオ横山HDから占い師の「海龍」へモール運営会社と施設が売却され、「海龍リバーサイドモール」に改称されました。しかし、2011年3月24日に突如として臨時休業し、社長の海龍が経営断念を表明。その後、本巣市が上下水道料金等の滞納を理由に施設を差押え、地権者やテナントへの未払いも発覚しました。

解体・跡地再開発

2017年になり、地権者組合が固定資産税等を納付したため、本巣市が建物の差押えを解除。4月から解体作業を開始しました。跡地にはイオンタウンが「イオンタウン本巣」を建設し、2017年12月9日に開業しました。

交通アクセス

自動車：岐阜県道53号岐阜関ケ原線
路線バス：岐阜バス「イオンタウン本巣」バス停下車
* コミュニティバス：本巣市市営バス「イオンタウン本巣」バス停下車

旧「リバーサイドモール」バス停は、敷地が立入禁止になったことに伴い、道路上に移設されました。

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