リビエラ (企業)

株式会社リビエラの概要

株式会社リビエラは、結婚式場、レストラン、マリーナなどの運営を手掛ける日本の企業グループです。その事業は多岐にわたり、不動産、ゴルフ場運営なども行っています。

歴史

リビエラの歴史は、1929年に福島県出身の堀江浅蔵が池袋で始めた炭の卸売業「福島屋」に遡ります。ガスや電気が普及する以前の時代には、炭の需要が高く、事業は繁栄しました。しかし、時代が変わり、1950年に炭の卸売業を廃業し、二代目の堀江浅蔵・マチ夫妻が料亭「白雲閣」として再スタートを切りました。当時、白雲閣は修学旅行生向けの料亭旅館として利用されていました。現社長は堀江夫妻の二女の娘婿で、1994年まで白雲閣の社長を務めた堀江庸雄は会長職を経て、現在はブライダルコンサルタントとして活躍しています。

1960年代には、オリンピック景気による埋立地計画に参画し、湯河原町に大規模なリゾート開発を計画しましたが、これは実現しませんでした。1989年には、アメリカの名門ゴルフ場である「リビエラカントリークラブ」を取得し、海外事業にも進出しました。

年表

1929年: 堀江浅蔵が池袋で「福島屋」を創業し、炭の卸売業を開始。
1950年: 炭の卸売業を廃業し、料亭「白雲閣」を開業。
1989年: アメリカ・カリフォルニア州の「リビエラカントリークラブ」を取得。
1994年: 不動産業を営むリビエラコーポレーションを設立。
1995年: 社名を「リビエラ白雲閣」に変更。
2003年: 逗子マリーナに「シーサイドリビエラ」を開業。
2004年: 社名を「リビエラ東京」に変更。
2007年: 東京・南青山の本社ビルに「レストランウェディングリビエラ」を開業。
2016年: 社名を「株式会社リビエラ」に変更。
2022年: 社名を「リビエラホールディングス」を「株式会社リビエラ」に、「株式会社リビエラ」を「リビエラ東京」にそれぞれ変更。

リビエラカントリークラブ

リビエラカントリークラブは、1926年に開業したロサンゼルスにある歴史ある名門ゴルフクラブです。1989年にリビエラコーポレーションの前身である丸金商事（丸金コーポレーション）によって取得されました。このゴルフ場は、1999年にイチローが結婚式を挙げたことでも知られています。また、毎年2月にはタイガー・ウッズ主催のPGAツアー公式戦「ジェネシス招待」が開催され、2026年には全米女子オープン、LA28オリンピックではゴルフ競技の会場となることが決定しています。

リビエラコーポレーション脱税事件

2009年、リビエラコーポレーションとグループ企業が東京国税局の税務調査を受け、7年間で約10億円の所得隠しが発覚しました。横浜場外舟券売り場「ボートピア横浜」の建設を巡るコンサルティング会社への業務委託費が地元対策費と認定されるなど、申告漏れ額は約20億円にのぼりました。重加算税と過少申告加算税を含む追徴税額は約9億円に達しました。ボートピア横浜の敷地は、リビエラが吸収合併した丸金コーポレーションが1999年に取得したものです。丸金は元自民党副総裁の金丸信の後援企業として知られていました。

その他

2018年夏以降、神戸市六甲アイランドの商業施設である神戸ファッションプラザの公式サイトで、会社概要をクリックするとリビエラグループのポータルサイトに転送されるようになっていますが、ポータルサイト自体にはこの施設に関する記載は一切ありません。

2020年現在、リビエラは保有する帆船シナーラのレストア作業を行っています。

関連事項

リビエラ
逗子・葉山コミュニティ放送 (湘南ビーチFM) - 25％の株式を保有し、筆頭株主。

外部リンク

リビエラグループポータルサイト
The Riviera Country Club（英語）

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