リベラ (ソプラノユニット)

リベラ：世界が愛する少年合唱団

イギリスの作曲家ロバート・プライズマンによって1998年に創設された少年合唱団、リベラ。サウスロンドンを拠点に、その透き通る歌声と洗練されたハーモニーで世界中を魅了し続けています。

サウスロンドンの天使たちのハーモニー

リベラのメンバーは、サウスロンドン近郊に住む7歳から18歳までの少年たちで構成されています。正確な人数は非公開ですが、コンサートでの発言から約40名と推測されています。ウィーン少年合唱団などとは異なり、低音部も擁し、変声後も活動を続けるメンバーも多いことが特徴です。さらに、ボイストレーナーやコンサートスタッフとして活躍する元メンバーも存在し、リベラは単なる合唱団を超えた、強い結束を持つ集団と言えるでしょう。

歴史と変遷：聖歌隊から世界へ

リベラは、1984年に設立された「セント・フィリップス・ボーイズ・クワイア」を前身としています。その後「エンジェル・ヴォイセズ」と改名し、純白のローブを導入。このローブは現在もリベラのシンボルとして大切に受け継がれています。1998年、「自由」を意味するラテン語「リベラ」に改名し、聖歌隊としての活動から、より幅広い音楽性を追求する方向へ転換しました。

世界のトップアーティストと共演：数々の輝かしい実績

リベラの活動は、イギリス国内にとどまりません。映画『ハンニバル』や『ヴェニスの商人』のメインテーマ曲に参加するなど、映画音楽の世界でもその存在感を示しています。ビョーク、エルトン・ジョン、パヴァロッティといった世界的なアーティストのアルバムにも参加し、その類まれな才能を認められています。

英国での活躍：メディアへの露出

イギリスでは、BBCの番組『ソングズ・オブ・プレイズ』でリベラの歌声が頻繁に放送され、高い人気を誇っています。2009年には、リベラを特集したスペシャル番組が放送された他、『ラスト・クワイア・スタンディング』や『BBCブレックファスト』など、数々の番組に出演。クリスマスシーズンにはメディアへの露出が特に増える傾向があります。音楽家・タレントのアレッド・ジョーンズとの関わりも深く、彼のクリスマスキャロルDVDにも出演しています。

アメリカでの活動：大統領や著名人との共演

アメリカでも、ケネディ・センター名誉賞授賞式後のショーでブライアン・ウィルソンやブッシュ大統領（当時）の前で歌唱するなど、大きな舞台でその実力を披露してきました。ニューヨークのヤンキー・スタジアムで行われたローマ教皇ベネディクト16世のミサや、ビル・クリントン元大統領、マイリー・サイラスなどが出席したチャリティー祭にも参加しています。

世界へ羽ばたく歌声：アジア、ヨーロッパ、北米でのコンサート

リベラのコンサートは、日本、韓国、フィリピン、シンガポール、台湾、中国などアジア各国、オランダ、アイルランド、ロシア、ドイツ、ポーランドなどヨーロッパ各国、アメリカ、カナダなど北米各国で行われ、世界中に感動と喜びを届けています。

日本との深い繋がり：数々のコラボレーション

日本では、村松崇継、千住明、亀田誠治といった日本の著名な作曲家・音楽プロデューサーとのコラボレーションを通して、多くの楽曲が制作され、話題を呼びました。NHKドラマの主題歌や、CMソング、映画の主題歌など、幅広い分野で活躍しています。浅田真央選手のエキシビションや、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのショーなど、様々なイベントにも参加。2018年には、日本語のオリジナル楽曲「明日へ～for the future」も発表されました。

来日コンサート：日本のファンを魅了

2005年から、繰り返し日本でのコンサートを開催。オーチャードホール、フェスティバルホール、Zeppなどの会場で、数々の感動的なステージを繰り広げてきました。テレビ出演も多数あり、日本の視聴者にも親しまれています。

日本のメディア出演：テレビ番組への出演

来日時には、NHK、日本テレビ、TBSなど、多くのテレビ番組に出演。生放送番組にも出演するなど、幅広く日本のメディアにも登場しています。

音楽活動：主題歌、挿入歌、CM音楽

リベラの楽曲は、テレビドラマ、映画、CMなど、様々なメディアで主題歌、挿入歌、BGMとして使用されています。その美しい歌声は、多くの視聴者の心に響き渡っています。

ディスコグラフィー：数々のアルバムとDVD

リベラは、数多くのアルバムとDVDをリリースしています。これらは、その活動の幅広さと人気を示す重要な証となっています。

リベラは、その美しい歌声と卓越した音楽性で、世界中の人々を魅了し続ける、まさに世界を代表する少年合唱団と言えるでしょう。

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