リリパットアーミーII

リリパットアーミーIIの概要

リリパットアーミーIIは、日本の劇団であり、特に関西の小劇場界でその存在感を発揮しています。座長はわかぎゑふ氏で、彼がこの劇団の中心となって数々のユニークな作品を創り上げています。この劇団は1986年に中島らも氏が主催する「笑殺軍団リリパットアーミー」として設立され、桂吉朝や松尾貴史、チチ松村らもその初期メンバーに名を連ねていました。

劇団の歴史と変遷

設立当初からのメンバーたちが活躍し、その後劇団名をリリパットアーミーに変更し、継続的に新たな作品を生み出していきます。2003年には、わかぎゑふ氏が2代目座長として指導を引き継ぎ、劇団名もリリパットアーミーIIに改名されました。この劇団の特徴は、繰り返し上演される作品にもかかわらず、常に観客を魅了し続けている点です。

主なメンバーと作品

リリパットアーミーIIには、多くの才能ある俳優が在籍しています。座長のわかぎゑふをはじめ、朝深大介、コング桑田、野田晋市、千田訓子、上田宏、谷川未佳、祖父江伸如、福井千夏など、各分野で輝かしい実績を持つ俳優が揃っています。彼らは、様々なジャンルの作品を通じて、観客に感動や笑いを提供してきました。

この劇団の代表的な作品には、以下のようなものがあります：

• - 2003年: 空天華
• - 2004年: ちゃちゃちゃ～ある洋服職人の物語～
• - 2005年: ピンクピッグブルース、時の男～匂うがごとく今盛りなり～
• - 2006年: 夜の姉妹、天下御免の馬侍（中ノ島演劇祭参加作品）
• - 2007年: 大阪芝居～街編～、夜の姉妹
• - 2008年: 罪と、罪なき罪、大阪芝居～ウェディング編～、時の男～higauta～（2008年10月 大阪･東京）、ラックシステム

リリパットアーミーIIのスタイル

リリパットアーミーIIの演劇は、特に大阪の人情劇に根ざしており、「お」で始まるタイトルが多く見られることでも知られています。このスタイルは、地域の文化や生活感を色濃く反映しており、観客にとって共感を呼ぶ要素が強いと言えるでしょう。さらに、2001年には「お祝い」により、わかぎゑふが大阪府舞台芸術賞奨励賞を受賞するなど、実力も認められています。

リリパットアーミーIIは、結果として関西小劇場のネオ商業演劇として評価され、さまざまな演劇ファンに親しまれる存在となっています。これからも、彼らの舞台作品がどのように進化していくのかが楽しみです。

参考リンク

• - 玉造小劇店

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