リログループ

株式会社リログループ

株式会社リログループ（英文名称：Relo Group, Inc.）は、主に企業向けのリロケーション支援、個人の留守宅管理、そして企業の福利厚生制度の運営代行などを事業とする企業群を統括する日本の持株会社です。多様なクライアントの幅広いニーズに対し、専門性の高いサービスをグループ全体で提供しています。

沿革

同社の歴史は、1967年（昭和42年）の日本建装株式会社の設立に始まります。創業当初の事業内容は明らかではありませんが、後の発展の礎を築きました。事業の転換点となったのは、1984年（昭和59年）の商号変更です。この時、社名を株式会社日本リロケーションセンターに変更し、現在のグループの主要事業の一つであるリロケーション分野への本格的な注力を開始しました。

企業規模の拡大に伴い、1999年（平成11年）には株式の店頭公開を果たしました。これは当時存在したJASDAQ市場に上場したことを意味しますが、経営戦略の見直しなどにより、2010年8月14日には上場廃止となっています。

組織体制の大きな変革として、2001年（平成13年）に持株会社体制へ移行しました。これに合わせて社名も株式会社リロ・ホールディングに変更し、グループ各社の独立性を高めつつ、全体の戦略的意思決定機能を強化する体制へと移行しました。

事業範囲の拡大も積極的に行われ、2008年（平成20年）には、マンション管理事業などを手掛ける日本ハウズイングを関連会社としました。これにより、新たな事業領域への進出を果たしています。

再び株式市場への上場を目指し、2010年（平成22年）には東京証券取引所市場第二部に上場を果たしました。さらに企業価値の向上に努め、翌2011年（平成23年）には東京証券取引所市場第一部へ指定替えとなりました。これにより、主要市場での知名度と信頼性を高めました。（現在の市場再編により、東証プライム市場となっています。）

現行の商号である株式会社リログループへの変更は、2016年（平成28年）に行われました。これは、持株会社体制におけるグループ全体のブランド統一と認知度向上を目的としたものです。

近年の動きとしては、2024年（令和6年）に日本ハウズイングに対する株式公開買付け（TOB）に応じる形で、同社との資本関係を解消するという重要な経営判断を行っています。

関連会社

リログループは、傘下の以下のような関連会社を通じて、リロケーション、福利厚生、不動産、旅行、ファイナンスなど、多岐にわたる専門サービスを展開しています。

リロケーション・インターナショナル
リロケーション・ジャパン
リロクラブ
リロパートナーズ
リロエクセル
リロ・フィナンシャル・ソリューションズ
リロクリエイト
リロバケーションズ
駅前不動産ホールディングス
ホットハウス
株式会社東都

これらの各社がそれぞれの分野で専門能力を発揮し、グループ全体のサービス提供基盤を支えています。

外部リンク

株式会社リログループ 公式ウェブサイト

（この情報は公表されたデータに基づき、2024年現在の状況を反映したものですが、最新の正確な情報は必ず公式サイトなどでご確認ください。）

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